田町駅東口北地区

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社【スマートエネルギーネットワーク】

開発計画

Ⅰ街区
港区が策定した「田町駅東口北地区街づくりビジョン」のもと、官民(港区、愛育病院、東京ガスエンジニアリングソリューションズ、東京ガス等)が連携し、「低炭素で災害に強いまちづくり」を実現しています。ガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)を核としたスマートエネルギーネットワークの構築や各建物での低炭素化への取り組みにより、環境性と防災性向上による都市機能の高度化の両立を実現する街区が形成されています(街区全体で45%のCO₂削減(1990年比))。

Ⅱ-2街区(2019年中竣工予定)
Ⅰ街区と熱と情報を連携し、両街区全体で需給最適制御を行うことで、さらなる低炭素化を実現します。

【POINT1】

高効率CGS・熱源機の導入や、再生可能・未利用エネルギーとしてそれぞれ太陽熱・地下トンネル水を熱源に有効利用する等、低炭素化とエネルギー自立性の両立を実現しています。

【POINT2】

信頼性の高い中圧ガスを活用したCGS等により、災害等の停電時にみなとパーク芝浦に電力を、愛育病院には熱を継続供給します。

【POINT3】

SENEMS(※)により、リアルタイムに建物側空調機制御を行う等、需給の最適制御を行うことでエリア全体の低炭素化を図っています。

※Smart Energy Network Energy Management System:ICTを活用して建物とスマートエネルギーセンターを連携し、エネルギー需給を一括管理・最適制御する東京ガスグループ独自のマネジメントシステム

【POINT4】

需要・供給側の一体運用や地区のBCD強化に向けて、関係者が協議体を形成し「計画・設計・施工・運用」の各段階で連携、さらにスマートエネルギーネットワークの評価・検証を行い、街区の省CO₂目標達成に向けてPDCAサイクルを実践しています。