幕張地域冷暖房

幕張地域冷暖房は、従来の「地域冷暖房センター」から、電気を加えた環境調和型「地域エネルギーサービス」への転換となった地域冷暖房の第一号モデルです。高効率ガスエンジンコージェネレーションシステム(コージェネ)を導入し、熱に加えて電気を効率よく発電。電力は自社で使うのみでなく、余剰分は系統を介して外部に販売しています。

概要

  • スマートエネルギーネットワークの中核的施設
    これまで地域の空調・給湯を一手に担い、省エネ、省スペースなどの実績を積み重ねてきた地域冷暖房は、発電設備を持って電力供給も行うことで、スマートエネルギーネットワークの中核的施設となることが期待されています。
  • 設備の最適設計と最適運転がおりなす「ベストミックス」
    幕張地域冷暖房センターは、従来の地域冷暖房(※)と比較して、COP0.5ポイント向上、燃料消費量24%削減、そしてCO2排出量24,000t削減を達成しています。この大幅な省エネとCO2排出量の削減は、クリーンな天然ガスを燃料に発電を行うガスエンジンやその他高効率機器の最適な配置・設計、そして最適運転技術の組み合わせがおりなす「ベストミックス」により実現されました。

※高効率ガスエンジンコージェネレーションシステム導入前の幕張地域冷暖房センター

幕張地域冷暖房センターシステムフロー図

特長

特長1 大規模ガスエンジンコージェネを2台導入

クリーンな天然ガスを燃料とするフィンランド・バルチラ社製大型ガスエンジンを2台導入。火花着火方式ガスエンジンとしては、世界最高レベルの発電効率と出力を誇ります。発電効率は一般的な火力発電所の需要端効率(発電所からお客さまに届くまでのトータル効率)を上回る45.6%、また、発電時の廃熱もフル活用しています。

高効率ガスエンジンコージェネレーションシステム
・バルチラ20V34SG 8,730kW
発電効率 45.6%、総合効率 約77%
・バルチラ16V34SG 6,970kW
発電効率 45.5%、総合効率 約77%

特長2 発電した電力の余剰分は卸電力市場等を通じて売電

高効率ガスエンジンで発電した電力の約20%は、電動ターボ冷凍機をはじめとするプラント内設備で使用されていますが、発電量の余剰分は卸電力取引市場等を介して、外部市場に売却しています。発電、その他機器のコントロールは地域冷暖房内の中央監視室で行っています。

中央監視室
電力監視画面