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プロの料理人の方向け、料理業界を代表する一流シェフが講師

有名シェフのレシピ集

ホテルの総料理長や、有名店のオーナーシェフが、「BO!料理セミナー」で披露したとっておきのレシピをお教えします。(協力:フランス料理文化センター)

第9回/京王プラザホテル 名誉総料理長 緑川廣親氏京王プラザホテル 名誉総料理長 緑川廣親氏

豚肉と塩漬けキャベツの煮込み、パプリカとサワークリーム入り
Porc et choucroute mijotés à la crème aigre

豚肉と塩漬けキャベツの煮込み、パプリカとサワークリーム入り

材料(豚肉 800g分)
  • ラード 90g
  • 玉葱スライス 360g
  • パプリカパウダー 10g
  • 80cc
  • 豚肉 800g(1個15gくらいに切ったもの)
  • 1250cc
  • サワークラウト 500g(缶から出してザルに上げたもの)
  • サワークリーム 75g
  • 薄力粉 13g(ふるったもの)
  • ペルシプラ(イタリアンパセリ) 適量
  • 塩、こしょう 適量
作り方
  1. 火にかけた深鍋(26cm)にラードを入れ、玉葱を加えて色を付けないように炒める。パプリカを加えて合わせ、水を80cc注いで、水気がなくなるまで煮る。豚肉を加えて炒めて、塩をふり、水を1250cc注ぎ入れる。蓋をして、30分程度煮る。サワークラウトを加えて更に10分程度煮る。サワークリームと小麦粉を練り合わせて、煮汁で溶いてから鍋の中に入れる。軽くコトコトさせて、塩、こしょうで味を整える。
  2. [サワークラウトの準備]缶詰から出してザルに上げたものをボールに入れ、水をひたひたに注いで、かき混ぜてからザルにあける。両手で軽く絞って使う。
    ※煮るときにブイヨンパウダーを少し入れる。
  3. [盛り付け]じゃがいも(メークイン)の粗切りの塩茹でと一緒に盛る。サワークリームをのせ、パセリ粗切りを散らす。1人分、肉10切れぐらいを目安にする。

仔牛肉と茸のクリームソース
Emincé de veau aux champignons

仔牛肉と茸のクリームソース

材料(4人分)
  • 仔牛肉フィレのスライス 500g(あれば仔牛の腎臓スライス)
  • 塩、こしょう 適量
  • バター 適量
  • 玉葱刻み 1/2個分=50g(バターでスュエしたもの)
  • マッシュルーム 12〜15個分(スライス生)
  • バター 適量
  • 白ワイン 120cc
  • フォン・ド・ヴォー 80cc
  • 生クリーム(45%) 300cc
  • レモン汁 数滴
  • 塩・こしょう 適量
作り方
  1. 鉄のフライパンを火にかけ、バターを入れ、泡立ってきたところで軽く、塩、こしょうをふった肉を入れ、さっとほぐし、玉葱とマッシュルームを加え、手早く炒めてトレーの上にあける。残ったフライパンを火の上に戻し、白ワインを注ぎ煮立てて、フォン・ド・ヴォー少量とマッシュルームの汁を加える。次に生クリーム、仔牛肉の焼汁も入れ、程良く煮る。レモン汁を少々加え、肉とマッシュルームをソースに戻して合わせる。仔牛の腎臓は、塩、こしょうをふり、バターでソテーして、最後に加える。
    ※マッシュルーム以外の茸、例えばシメジなどを加えても良い。
  2. [盛り付け]ヌイユ、クレオールライス、バターライス、あるいはじゃがいものルスティなどと盛り付ける。

若鶏のソテー レモン味、春野菜添え
Poulet sauté au citron, légumes printaniers

若鶏のソテー レモン味、春野菜添え

材料(鶏2羽分)
  • 若鶏(中抜き) 1.2kg=2羽
  • レバー、心臓 適量
  • オリーヴ油 適量
  • すましバター 適量
  • 適量
  • ニンニク(皮付) 小2片
  • ハーブ(ローズマリー、タイム、セージ各少しずつ)
  • 赤ワイン酢 40cc
  • レモン汁 60cc
  • 鶏の出汁 350〜400cc
  • フォン・ド・ヴォー 100cc
  • バター 適量
  • E.V.オリーヴ油 適量
  • 《付け合わせ》
    • 新じゃがいも 数個分(皮を剥いて2つに切る)
    • 姫大根 16本(皮を剥く)
    • 姫人参 16本(皮を剥く)
    • アスパラガス 16切れ(頭の方)
    • いんげん 50本
    • 青豆 ひとつかみ
    • 空豆 40粒くらい
    • フォン・ブラン 適量
    • オリーヴ油 適量
    • バター 適量
    • シェリー酢 適量
    • E.V.オリーヴ油 適量
    • 塩、こしょう 適量
    • クレソン 適量
作り方
  1. 鶏は骨を付けたまま胸をそれぞれ2つに、そしてモモを3つずつにカットする。厚手の平鍋を火にかけ、オリーヴ油、すましバターを適量引いて、鶏肉を皮を下にして入れる。手羽先、首つるも加える。手で軽く叩いたニンニク、ハーブを加え、軽く塩をふり、ゆっくりと焼く。裏返しして更に焼く。途中で蓋をずらしてのせる。モモ、そして胸肉と、順々に引き上げ保温しておく。
  2. 焼き油をきり(焼き油は取っておく)、赤ワイン酢をふって、デグラッセする。次いでレモン汁を加えてしっかりと煮詰める。それから鶏の出汁を数回に分けて加え、その都度煮詰める。更にフォン・ド・ヴォー少量と鶏から出た肉汁を入れて煮詰める。仕上げにバター少量と、残しておいた鶏の焼き油を少量加える。
  3. [付け合わせ]新じゃがいもはフォン・ブランとオリーヴ油少量で下煮する。姫大根、姫人参も同様に下煮する。アスパラガス、いんげん、青豆、空豆はそれぞれブランシールして、氷水に取り、冷やして引き上げる。野菜を全部ひとつの鍋に合わせ、軽く煮て、バターとE.V.オリーヴ油を加えて合わせる。シェリー酢をふって味を整える。
    [盛り付け]皿に付け合わせを盛り、鶏肉とバターでポワレしたレバーと心臓をのせる。ソースをかける。E.V.オリーヴ油をたらす。クレソンをあしらう。

焼いた仔牛胸腺肉とセープにビーツ
Ris de veau aux cèpes et betterave

焼いた仔牛胸腺肉とセープにビーツ

材料(4人分)
  • 仔牛胸腺肉 8切れ(35g×8)※水にさらし、湯がいて冷やし、冷蔵庫に入れておいたもの
  • 塩、こしょう 適量
  • ブドウの種油 適量
  • セープ 8切れ
  • ブドウの種油 適量
  • 塩、こしょう 適量
  • ビーツ 8切れ(ローストしたもの)
  • サラダ菜各種(フリゼ、ベビーリーフ、トレヴィーズなど) 適量
  • ペルシプラ(粗切り) 適量
  • ヴィネグレット
  • 《ヴィネグレット》
    • 塩、こしょう 適量
    • 赤ワイン酢 30cc
    • ピーナッツ油 45cc
    • E.V.オリーヴ油 45cc
作り方
  1. 胸腺肉の薄膜と筋を除いてカットする。軽く塩、こしょうをふる。フライパンを火にかけ、ブドウの種油を引いて、胸腺肉をゆっくりと焼く。ペーパーの上に取り出す。セープはスライスしてブドウの種油でソテーして、塩、こしょうをふり、ペーパーの上に取り出す。ビーツはほど良い大きさにカットする。サラダ菜はヴィネグレット少量で合わせ、ほんの少し温める。
  2. [盛り付け]皿に胸腺肉、セープ、ビーツを盛り、ヴィネグレットを少量たらし、サラダ菜をあしらい、パセリをふる。

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