TOKYO GAS エネルギー・フロンティア
  厨房で働くあなたの心に着火 プロの厨房を応援する情報誌
うちの店にいます!ホネのある卵
弟子 日本文化の素晴らしさまで伝えられる料理人になりたい。
  茶懐石「和幸」。その名店の味に心を動かされ、
門を叩いた内野康昭さん(26歳)は、
修業を始めて2年目。
 
  たとえば、八寸の盛り付け。彩りや余白のバランスはもちろん、各品が調理されるタイミングなど、その奥深さに気づくほど、難しくなってきますね。目の前の器に集中しながら、周りの動きも見る。料理人の技が一つの器に集まる八寸を盛り付けるのは、本当に緊張します。改めて思うのは、日本料理にはすべて意味があるということ。修業の厳しさも必ず料理に活きてくるんです。いまはお茶の席にも出席して、主人からひとつでも多くの技を見て習い、自分のものにしたい。そして日本文化そのものを味わえるようなお店や場所づくりに、いつか料理人として携わってみたいです。
 
ご主人・高橋さんと、内野さん
  気配りを欠かさない“おやっさん”こと、ご主人・高橋さん
と、その人柄の良さを見込まれる内野さん。
   
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師匠 この先も、人一倍の辛抱と努力。スタートはみんなおなじだから。
  そんな内野さんに、厳しくも真摯に向き合う
ご主人・高橋一郎さん。
   
  2年目に入ってやっと先が見えてきました。よくなってきましたよ、ほんの1ミリ程度ですけど(笑)。でも、それでいいんです。僕もそうでした。たとえ5年やっても、そのお店の味までは身につかない。10年やってもお客さんが喜ぶ料理ができるかといったら、その人の努力次第なんです。スタート地点はみんなおなじ。だからこそ、何十回、何百回と人より多く手を動かして、はじめて先に行ける。一流のスポーツ選手ほど陰で技を磨いているものです。いまは失敗もあれば、気に入らないこともあるでしょう。でも、辛抱と努力がいつか最後に笑わせてくれるから。それを信じてぜひ頑張ってほしいですね。
   
番外コラム・うちの「涼厨」紹介 「和幸」の変わらない茶懐石を生み出し続ける、温もりあるガス厨房。
  正統派の茶懐石が生まれる場所、「和幸」の厨房。誤解を恐れずに言うならば、それは“家庭の台所”と表現したほうがイメージしやすいかもしれない。「特に工夫はしていません。創業時からレイアウトも今のままです」と、ご主人・高橋さんの言葉を裏付けるように、数奇屋造りの一軒家に設えられた厨房には、時の流れとは別の、どこか落ち着く懐かしい空気がある。そんな厨房で、ご主人・高橋さんの料理を変わらず支えてきたのが、8つの火口と炭火。
厨房の写真
  普段は火口をすべて同時に使用することはないという「和幸」だが、ときに500~600人ものお茶会用のお弁当を作ることがあるという。まさに“家庭の台所”が一変するときだ。その際には、火口をさらに付け足し、方々で活躍する料理人が応援に駆けつけ、徹夜で調理に励むそうだ。
いつも変わらず最高の茶懐石でもてなす「和幸」。そのお出汁から味わえるやさしく染み渡るような繊細さも、大勢の料理を一気に仕上げていく大胆さも、ご主人・高橋さんの人柄が表れた温もりあるこの厨房から、そしてこの炎から生まれるのだ。
高橋一郎さん
高橋一郎さん
 
  和幸
  東京都豊島区目白2-16-3
電話:     03-3982-2251
営業時間: 11:30〜14:30
           17:30〜21:00
定休日:   日曜・祝日
昼 コース 15,000円 他
夜 コース 20,000円 他
  和幸の地図
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