災害に強い設備づくりのために

災害時でも供給可能な中圧ガスを利用することで、エネルギーの安定確保が可能となります。

病院や工場はもちろん、学校・事務所などにおいても、災害時にもエネルギーを安定的に確保することがこれまで以上に求められるようになってきております。
災害時でも供給可能な中圧ガスを利用することで、エネルギーの安定確保が可能となります。

中圧供給とは

都市ガス製造基地から高圧で送り出された都市ガスは、整圧器により減圧され、低圧にて供給するのが一般的ですが、工場や病院・商業施設など特にガス消費量が多い場合や燃焼器の仕様により中圧にて供給する場合がございます。

高圧・中圧導管の耐震性

高圧・中圧ガス導管は、阪神・淡路大震災、東日本大震災クラスの大地震にも十分耐えられる構造となっており、基本的にガスの供給を停止することはありません。 したがって、コージェネレーションシステムなどに供給することで、信頼性の高いエネルギー供給システムを構築することができます。

パイプラインのネットワーク化

東京ガスでは、信頼性の高い高圧・中圧導管をネットワーク化することで、複数の供給ルートを確保し、供給安定性を高めています。日立LNG基地の稼働によって、安定供給体制が一層強化されています。

東京ガスの地震防災対策

東京ガスでは大震災などの災害に備え、あらかじめ導管網を複数の「ブロック」に分けて、被害が大きい地域の切り離しを可能とすることで、地震発生時の供給停止区域の極小化を進めます。
また、ガバナ(整圧)遠隔再稼働システムの導入等により、早期復旧を実現します。こうした取り組みにより、被害甚大地区を除き30日以内の復旧を目指します※。
※阪神・淡路大震災クラスの首都直下地震を想定