社会福祉法人 かずさ萬燈会 中郷記念館 様

災害時に活躍する停電対応型GHP

自立運転スイッチをオンするだけで、空調と照明が使用可能に

デイサービスやショートステイなど、居宅サービス事業にも力を入れている中郷記念館の特別養護老人ホームには、常時約100名の高齢者が暮らしています。これまでにない暴風雨で入居者を震え上がらせたのが、2019年9月に発生した台風15号でした。台風による停電は9日3時頃から11日の深夜まで続いたと言います。しかし同ホームでは、新館に設置された停電対応型GHPにより、その状況をしのぐことができました。
停電対応型GHPは、停電発生時に室内に設置してある自立運転スイッチをオンにするだけで、空調や照明、非常用コンセントが使えるようになります。中郷記念館では、特別養護老人ホーム新館の停電対応型GHPがエレベーター前の広いホールに給電しており、空調と照明が使用できるようになっていました。このホールを館内の避難拠点とすることで、高齢者を中心とする入居者の安全を守ることにつながりました。

中郷記念館新館では屋上に4台のGHPを設置。内1台(左から3台目)が停電対応型GHPで、停電時にも問題なく稼働した

猛暑のなか、空調と照明が使えるホールに入居者が移動

停電が発生した9日と翌10日は特に暑い日でした。中郷記念館では、対応策として、入居者の方に各居室から車いすで空調のきいた涼しいホールに移動してもらい、復電するまでホールで過ごしていただきました。就寝時も、多くの方は、車いすのリクライニング機能を利用したり、ソファや、一部ベッドを移動するなどして、ホールで休まれたそうです。
停電対応型GHPは、空調だけでなく、ホールの照明機器にも給電する設計となっていたため、ホールは日が落ちても明るい状態を保つことができました。職員のみなさんが積極的にお声がけするなどしたこともあって、特に混乱もなく、始終にぎやかな雰囲気のなか停電期間を過ごすことができたとのことです。

停電対応型GHPで空調と照明が使えた新館のホール。ここに50名以上の入居者が集い、暑さや不安を感じることなく過ごすことができた

館内に設置された自立運転スイッチ盤。停電した場合、スイッチを押すだけで空調や照明が使用可能に

お客さまの声

山田 博樹 様
(中郷記念館 施設長)

入居者の体力の消耗を防いでくれた停電対応型GHP

実を言うと私は8月に施設長に就任したばかりで、停電対応型GHPについてはまだ引き継ぎがなされていなかったのですが、出勤してきた職員に聞いて、自立運転スイッチを入れてみると、たちまちエアコンが入ったので驚きました。とても暑い日でしたから、急遽、入居者の方々にエアコンがきくホールに集まってもらう措置をとることができたのは幸いでした。食事については簡素なものしか提供できませんでしたが、涼しいなか召し上がっていただくことで、体力の消耗を最大限に防ぐことができました。入居者が病院に運ばれるような事態にもならず、停電対応型GHPには感謝しています。

主な導入機器・設備

  • 停電対応型GHP
    発電出力 3.5kW(冷房能力56kW)
    給電先 ホール照明

お客さま概要

社会福祉法人 かずさ萬燈会 中郷記念館 様

所在地 :〒292-0026 千葉県木更津市井尻951
入居者数:特別養護老人ホーム104床、ケアハウス30床