医療法人社団誠馨会 総泉病院 様
災害時に活躍するガスコージェネレーションシステム
長期停電のなか、電子カルテの継続的運用が可能に
電子カルテをメインに運用している同病院では、患者さんの日々の状態をサーバに蓄積して参照していたため、サーバ機能は非常に重要です。同病院では、今回の停電の際、サーバ室のUPS(無停電電源装置)と空調にガスコージェネレーションシステムの電気が送られ、電子カルテの運用に役立てられたと言います。
もしサーバが停止してしまうと大がかりな復旧作業が想定されるだけでなく、医師や看護師は紙ベースで患者さんを管理しなくてはなりません。今回の停電は4日間という長期間に及びました。薄暗い中での手作業は困難を伴ううえ、ミスも起こりやすくなるため、その点、大いに助かったと言います。
補給の手間がなく、継続運転が可能なガスコージェネレーションシステム
その点、都市ガスがガス管を通じて継続供給されるガスコージェネレーションシステムは、補給や点検の手間もかかりません。停電しても自動で停電対応モードに切り替わるので、万一の際でもBCP(事業継続計画)に貢献するだけでなく、大きな安心感をもたらしてくれると言います。
お客さまの声
飯島 光史 様
(総泉病院 事務部管理課係長)
病院の「心臓部」を守ってくれたガスコージェネレーションシステム
ここ更科町は強風による停電が多い地域なので相応の対策はとってきたのですが、4日に及ぶ停電は初めての経験でした。ネットやラジオがつながりにくく、情報が収集できないことには困りました。それから、ガスコージェネレーションシステムとは別に2台の非常用発電機があって、その燃料補給にも非常に苦労しました。しかし、病院の心臓部とも言えるサーバ室がガスコージェネレーションシステムで守られていることで、大きな安心感を得られました。
主な導入機器・設備
- ガスコージェネレーションシステム 1台
発電出力 25kW・停電対応型
給電先 サーバ室のUPS・エアコン、外来のパソコン - 温水ボイラー233kW 2台
- GHPチラー71kW 6台
お客さま概要
医療法人社団誠馨会 総泉病院
所在地:〒265-0073 千葉県千葉市若葉区更科町2592
病床数:353床