協立化学産業株式会社 木更津R&Dセンター 様

災害時に活躍するガスコージェネレーションシステム

ガスコージェネレーションシステムがBCP(事業継続計画)に貢献

協立化学産業は、1957年に接着剤の専門商社として創業。同社の木更津R&Dセンターは、多くの精密測定機器を導入し、接着剤の設計・開発など、同社の研究部門を担っています。
2019年9月に発生した台風15号により、同センターは2日間にわたって商用電力の供給が停止。その際、ガスコージェネレーションシステムが停電対応モードに切り替わり、非常用発電機と併用させることで問題なく業務を継続することができました。
近隣の同社製造所が浸水し、その対応に一時人員を割かれたものの、同センターはガスコージェネレーションシステムにより、照明やパソコンを使用することができ、納期を調整のうえ、お客さまのラインに大きな影響を及ぼすことを回避できたそうです。

数多くの精密測定機器を擁する木更津R&Dセンターでは、ガスコージェネレーションシステムがBCPに貢献

多くの精密機器を擁する研究開発部門でガスコージェネレーションシステムが活躍

ガスコージェネレーションシステムの電気は、製品の保管にも役立ちました。協立化学産業では、スマートフォンなどに使われる電子部品などの光硬化接着剤を開発・製造しており、木更津R&Dセンターでは、それら製品を徹底した温度管理のもと保管しています。台風一過で気温が上昇し、もし保管する冷凍庫や冷蔵庫の運転が止まってしまったら、製品によっては廃棄せざるをえないところでした。
研究開発部門には、商品サンプルを保管する冷凍庫などのほか、内部を真空に保っている精密測定装置などがあり、これらは電気が通じなければ機能しないどころか、機器の故障にもつながってしまいます。今回の停電では、ガスコージェネレーションシステムの電気がその冷凍庫や機器のUPS(無停電電源装置)に送電されたことで、商品や機器への影響はまったくありませんでした。

25kWの小型ガスコージェネレーションシステム5台を屋上に設置。照明のほか、製品保管用の冷凍庫や測定機器に給電された

お客さまの声

熊倉 昌義 様
(協立化学産業株式会社 開発本部本部長)

今後は社員の快適性確保のためにも

今回の停電では、ガスコージェネレーションシステムが当社のBCP(事業継続計画)に大いに貢献してくれたと思います。精密測定装置は電気が止まると使えなくなるだけでなく、故障してしまうことすら想定されたのですが、おかげでそうした事態にならずにすみました。今後はガスコージェネレーションシステムがバックアップする範囲を、水洗トイレなどのユーティリティにまで広げることで、停電時でも社員が快適に過ごせるのではないかと考えています。

主な導入機器・設備

  • 小型ガスコージェネレーションシステム 5台
    発電出力 35kW ※1台あたり
    給電先 照明、製品保管用冷凍庫、測定機器のUPS など

お客さま概要

協立化学産業株式会社 木更津R&Dセンター

所在地:〒292-0834 千葉県木更津市潮見4-18-2

※掲載情報は2020年4月時点のものです