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学校法人杏林学園 杏林大学 井の頭キャンパス 様

新キャンパスが開校し、新たな歴史がはじまる

安全を最優先とした全棟免震構造、環境に配慮した省エネ対策、教育のICT化への対応、学生の主体的・能動的な学修のためのアクティブラーニングシステムなど施設も充実、社会のグローバル化の潮流に対応した新たな学びの場に大きな期待が寄せられています。
井の頭キャンパスでは、三鷹キャンパスでの省エネ・省CO2化対策で実績のある都市ガスを空調や給湯などのメイン熱源にご採用いただきました。

学校法人杏林学園 杏林大学 井の頭キャンパス

お客さま情報

学校法人杏林学園 杏林大学 井の頭キャンパス

所在地 東京都三鷹市下連雀5-4-1
主な施設 本部棟
保健学部西棟 / 東棟
総合政策学部 ・ 外国語学部研究棟
総合政策学部 ・ 外国語学部講義棟
医学部 ・ 共用棟
敷地面積 約34,567m2
総延床面積 約44,310m2
施設構成 地上5階 ・ 全6棟免震構造、附属棟地上1階
ホームページ 学校法人杏林学園 杏林大学 井の頭キャンパス

お客さまのこんな課題を解決しました

全ての校舎に免震構造を採用

約3,000名の避難・退避を可能とする72時間運転可能な非常用発電機

飲用受水槽、防災備蓄倉庫、マンホールトイレなどを完備

キャンパス全体の防火体制、各種セキュリティシステムを強化

ポイント

  1. ポイント1
    省エネ省コスト、そして
    省CO2を実現する
  2. ポイント2
    BCPを考慮したキャンパス計画

ポイント1省エネ省コスト、そして省CO2を実現する

日中はGHP(ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンの略)による個別空調がメインで稼働し、24時間空調ときめ細やかな温湿度管理を必要とする動物実験系統は空冷ヒートポンプチラーと空調機が稼働する、ガスと電気のベストミックス空調がなされています。また、潜熱回収型ガス給湯器(ガスマルチ温水器)や、タイマーや人感センサーなどの制御を取り入れた全館LED照明の採用による省エネ化のほか、トイレ洗浄水の雨水利用や節水型器具の採用による資源の有効利用など、様々な工夫がなされています。

省エネ省コスト、そして省CO₂を実現する

ポイント2BCPを考慮したキャンパス計画

井の頭キャンパスでは、東日本大震災の教訓もあり全ての校舎に免震構造を採用しました。震災時の帰宅困難を想定し、学生、教職員など約3,000名の避難・退避を可能とする72時間運転可能な非常用発電機、緊急遮断弁を有した飲用受水槽、非常食3日分をストックできる防災備蓄倉庫、マンホールトイレなどを完備。さらに、各種消防用設備以外に敷地内に防火水槽を2基配置し、キャンパス内外の防火体制を強化しています。中央監視設備には監視盤や防災盤、各種セキュリティシステムを集約設置しており、常にキャンパス全体の状況監視が行え、有事における迅速な対応を可能にしています。

建物基礎と地下1階の間に設けた免震層に、アイゾレーター(積層ゴム)とオイルダンパーを設置し、地震エネルギーを吸収し、揺れを低減

BCPを考慮したキャンパス計画

キャンパス内にはインフラが止まっても使用できる仮説トイレとマンホールトイレが設置できます。

BCPを考慮したキャンパス計画

お客さまの声

松田 剛明 様 (学校法人 杏林学園 副理事長 医学博士)

松田 剛明 様
(学校法人 杏林学園 副理事長 医学博士)

新しい時代を担う学生が安心して学べるための、 キャンパスの安全対策は重要な使命です。

教師の後、医師となった祖父が長年の夢を実現させて創設した本校も、創立50周年を迎えました。大学の施設確保の必要から当初は八王子にもキャンパスを設置しましたが、新たに井の頭キャンパスを開校し、全学部がともに学べる環境を整備できたことを嬉しく思っております。社会は文理の両面があって成り立つもの、との考えから本学は医学部に加えて文系2学部を設置しました。経済・法律と医療の関わり、医学の探求に必要な外国語習得など、今後は学部間の融合を強めて、わが校らしい特色ある教育を推し進めていきたいと考えています。新キャンパスの建設においては安全面や環境面にも気を配りました。大学付属病院は十年掛けて病棟を免震構造に建て替えたおかげで、東日本大震災時にも事故や損傷がありませんでした。万一のための対策は考え得る限り施しておくに限ります。井の頭キャンパスも全棟免震構造にし、さらにガスや電気をバランス良く採用してエネルギーの多重化を図るなど、災害時のリスク軽減策を様々に取り入れました。ガスは災害に強いと聞いております。信頼のおける総合エネルギー企業として、東京ガスには今後とも期待しています。

主なソリューション・機器

  • GHP(ガスヒーポン)
  • ガスマルチ温水器
  • ガス温水ボイラ
  • ガス蒸気ボイラ
  • 厨房設備
ソリューション・機器詳細
形式 能力 基数
GHP(ガスヒーポン) 合計規模 6,367kW(2,283HP) 156基
ガスマルチ温水器 合計規模 698kW
ガス温水ボイラ 合計規模 604kW 4基
ガス蒸気ボイラ 合計規模 313kW 2基

形式 基数
厨房設備 「涼厨®」ガスフライヤー 2基
ガス回転釜 1基
ガスレンジ 1基
ガステーブル 1基
ガス立体炊飯器 3基

導入したソリューション

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