介護付有料老人ホームニチイホーム江古田の杜 様

エネルギーの多重化で“終のすみか”の安心を守る

「自助」、「互助」、「協助」の3つの体制で災害に備えるニチイホーム

都心の近隣ながら緑豊かな自然環境を兼ね備える中野区江古田三丁目。2018年10月、「江古田の杜プロジェクト」の一環として、介護付有料老人ホーム「ニチイホーム 江古田の杜」が誕生しました。「多世代により育まれる持続可能な社会をつくる」をコンセプトに掲げたプロジェクトにおいて、同ホームは要介護状態の方でも安心して居住できる存在として機能しています。ホームを運営する株式会社ニチイケアパレスは、主に首都圏を中心に介護付有料老人ホーム「ニチイホーム」とサービス付高齢者向け住宅「アイリスガーデン」を展開している介護実績30年の介護事業者です。ニチイホームは独自の「災害時における生命・生活保護計画(LPP)」を策定し、減災体制づくりを行っています。その基本的な考え方は、備品やエネルギーの途絶に備える「自助」体制、近隣のニチイホームや本部が協力して、物資やスタッフを相互に補うように整える「互助」体制、ニチイグループ、業務協力会社、自治体との連携によりすみやかに復旧を行う「協助」体制。こうした複合的な防災の取り組みにより、お客さまが安心して利用できるホームを提供しています。

(写真上)落ち着いた雰囲気の正面玄関ロビー (写真左)四季を感じることができるリビング・ダイニング (写真右)高齢者の生活に配慮した安全性の高い個室

「エネルギーの多重化」という自助体制

ニチイホームは、災害に備え食品や介護用品の備蓄、防災訓練の定期的な実施など、さまざまな「自助体制」を構築しています。備品については、10日分の食料や、おむつ・生活用品などを用意。エネルギーは、「水」「電力」「ガス」などのエネルギーの供給が途絶えたことを想定して、エネルギーの多重化でお客さまの生活を守ります。また、4月・9月に防災訓練を行い、いざというときにスムーズな活用ができるよう実践に結びつけています。

お客さまの声

菱田 光明 様
(株式会社ニチイケアパレス 事業統括本部 事業推進部 施設課 課長)

守るべきは、お客さまの命と生活

「大災害に備えなさい」東日本大震災が私たちに遺した最大の教訓でした。これに伴い策定された指針がLPP(災害時における生命・生活の保護計画)です。その有効手段として「エネルギーの多重化」を重要視しており、新たな取り組みとしてガスコージェネレーションシステム「ジェネライト」を採用いたしました。「江古田の杜」プロジェクトは、自分たちのまちは自分たちで守るという防災ガイドラインを策定しており、ニチイホームも街づくりのなかでの電源確保の一部を担っています。「ジェネライト」は非常時に街の災害拠点へ電力を供給する設計が施されています。そして、平常時は発電した電力をホーム1階の照明などへ給電、廃熱を寝台浴槽、リフト浴槽に活用し給湯を行うことにより省エネ・省コストを実現できます。このようにエネルギーを多角的に活用することにより、地域への貢献とともに、お客さまの快適性や省エネ・省コスト化も強化できたとたいへん満足しております。

主な導入機器・設備

  • 停電対応型ガスコージェネレーションシステム「ジェネライト」:17.3kW×1台

お客さま概要(2020年2月時点)

介護付有料老人ホームニチイホーム 江古田の杜

所在地:〒165-0022 東京都中野区江古田3-14-4
敷地面積:15789.2m2
延床面積:3978.57m2
総室数:94室(定員100名/居室 Ⅰ 88室・居室 Ⅱ <夫婦入居可能部屋>6室)
居室面積:19.5~39m2
権利形態:利用権方式

※掲載情報は2020年2月時点のものです