高効率燃料電池システム
東京ガスと三浦工業株式会社が共同開発した世界最高レベルの発電効率の燃料電池システムです。
高効率燃料電池システムとは、東京ガスが独自に研究開発を進めていた燃料電池の高効率化技術と、三浦工業が保有する熱流体や制御に関するノウハウを駆使したシステム化技術を融合することにより、一般的な発電効率50~55%を大幅に上回る発電効率63%(※1)を達成した固体酸化物形燃料電池(※2)システムです。
SOFCセルスタックを多段化し、発電時に発生した水を除去する燃料再生機構を間に設けることで発電に利用する燃料の割合を高め、
5kWクラスのSOFCにおける世界最高レベルの発電効率を実現しました。
お客さまのこんな課題を解決します。
省スペースで省エネ・省CO₂を実現したい
レジリエンスを強化したい
特長
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- 省スペースで
のCO₂排出量削減が可能
- 省スペースで
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- 停電時のレジリエンス強化に
貢献
- 停電時のレジリエンス強化に
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- 複数台連結による
大容量化が可能
- 複数台連結による
省スペースでのCO₂排出量削減が可能
本システムは、設置面積あたりのCO₂排出量削減効果が高いことから、特に設置スペースが限られている都市部でのCO₂削減に有効です。例えば、本システムの設置面積は、同等のCO₂排出量削減効果が得られる、一般的な太陽光発電パネルの設置面積の約1/40(※3)になります。
<主な試算条件>
CO₃排出係数:電気0.65kg-CO₂/kWh(地球温暖化対策計画(2021年10月)における2013年度火力平均係数)、ガス2.29kg-CO₂/m₃(東京ガスデータ)
太陽光発電パネル:単位出力当たりの面積4m²/kW、設備利用率14.5%
停電時のレジリエンス強化に貢献
本システムは、停電時でも都市ガスが供給されていれば発電を継続でき、最大5.0kWの電気を供給可能です。停電の際も、照明、テレビ、スマートフォンの充電等に使用することができます。
複数台連結による大容量化が可能
本システムの複数台連結運転(最大8台)により、約46kWまでの大容量化が可能(2025年度から対応予定)です。連結台数の増減により、発電出力をお客さまの電力需要に応じて選択することができます。
受賞歴
『発電効率63%の⾼効率燃料電池システム「FC-6M」の開発』が、日本ガス協会2025 年度技術賞(ガス技術部門)を
受賞しました。
機器仕様
| 燃料 | 都市ガス 13A |
| 出力電力(定格時) | 5.8kW |
| 出力電力(停電時自立運転) | 標準:1.5kW |
| オプション:最大5.0kW | |
| AC発電効率 | 63% |
| 製品外形 | 810mm×1,990mm×1,880mm(W×D×H) |
| 製品質量 | 900kg |
| タイプ | モノジェネレーションシステム |
導入実績
自治体設備やエネルギーセンターなどで採用されています。
ライフコミュニティ西馬込様
芝浦エネルギーセンター様