蒲田東地区 様

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社【地域冷暖房】

開発計画

蒲田地区は、羽田空港の国際化に伴い注目を集め、再開発が進んでいます。「蒲田東地域冷暖房センター」は、官民一体の蒲田駅東口再開発にあわせてニッセイアロマスクエア地下3階に設置され、1998年より熱供給を開始しています。防災対策を推進する企業や自治体のニーズを踏まえて、2015年に電力系統やCGS等の設備やシステムをリニューアルしました。これにより、行政や企業のBCP強化や、省エネ性・環境性の向上を実現し、環境に優しく災害に強いまちづくりに貢献しています。

【POINT1】プラントの設備やシステムの更新による、省エネ性・環境性の向上

2015年にプラント設備をリニューアルし、新しく高効率ガスエンジンCGSや蒸気焚きジェネリンクなどを導入しました。CGSの廃熱は無駄なく活用、常に機器を最適に稼働することで高効率化を図り、省エネ性、環境性の向上に貢献しています。

【POINT2】CGSや電力系統の特別高圧受電統合による、エネルギーセキュリティの向上

熱供給先の大田区民ホールアプリコは帰宅困難者の一時滞在施設として、ニッセイアロマスクエアは帰宅困難者の一時待機場所かつBCPニーズの高い企業も多数入居するなど、エネルギーセキュリティの強化が重要です。災害等の停電時には、中圧ガスによるCGSの稼働により、各建物に電力を供給します。また、電力系統の統合により、供給エリア全体でCGSの発電電力を最適に運用します。これらの取り組みにより、防災拠点としてのセキュリティを強化しています。