六本木ヒルズ地区 様

六本木エネルギーサービス株式会社【地域冷暖房】

開発計画

六本木六丁目地区は、21世紀の東京「文化都心」の拠点として、オフィス、住宅、商業、文化施設を中心にホテル、情報施設等も併設される国内最大規模の再開発地区であり、複数の街区にわたり一体的な再開発が行われました。ガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)を用いた電力供給施設と、CGS廃熱を有効活用する熱供給施設を併設し、省エネルギーと環境負荷の低減、エリアセキュリティの向上に貢献しています。
CGSによる発電により、東日本大震災時も六本木ヒルズに安定した電力供給を行いました。

【POINT1】特定送配電事業による、六本木ヒルズへの安定的な電力供給

非常時防災型電源としてのCGSを活用した電力供給により、系統が停電になった場合でも区域内は独立して電力供給が可能となり、六本木ヒルズの安定的な電力供給に貢献、エリアの業務継続地区(BCD)を構築しています。さらに東日本大震災時は、六本木ヒルズへ安定した電力供給を継続するとともに、発電余力を系統電力に電力支援しました。

【POINT2】CGS廃熱の有効利用による省エネ性の向上と、冷却水の節水

CGS発電時の廃熱は、エリアの熱供給に有効利用され、省エネに貢献しています。また、地区全体から集めた雨水や冷却水、ブロー水などを再利用し節水しています。