渋谷区役所 新庁舎 様
最新の防災システムとガスコージェネレーションシステムで大都市の災害に備える
必ず来るであろう地震に備えて、「安全・安心」を実現
新庁舎は免震構造の採用やエネルギーの多重化による電源バックアップ機能強化、防災センターの開設など、庁舎を維持するための機能が複合的に施されています。8階の防災センターには110インチのスクリーン3台が設置され、地図情報を基盤とした「防災システム」を介して、「帰宅困難者受入施設」や「緊急医療救護所」の開設状況などの防災情報を即時に表示、一元管理できます。
また、この「防災システム」を渋谷区独自の「防災ポータルサイト」や「防災アプリ」と連携させて「災害時情報管理システム」として運用することにより、区側からの情報発信だけでなく、災害時における区民からの情報提供を組み合わせたきめの細かい災害管理ができ、地域・区や関連機関・住民が三位一体となった防災対策が可能になりました。
中圧供給とガスコージェネレーションによる電源セキュリティの強化
災害に強い中圧供給により防災拠点としての機能増強
中圧ガス導管は耐震性に非常に優れ、阪神・淡路大震災クラスの大地震の場合でも基本的にガスの供給を停止することはありません。この信頼性の高い中圧ガス導管から直接ガスを供給する「中圧供給」により、渋谷区新庁舎では大地震の場合でも基本的にガスコージェネレーションシステム等へのガス供給は継続されます。ESPなら省エネ・省コストをワンストップで実現
ESP(エネルギーサービスプロバイダー)とは、最適なシステム設計、設備設置工事、メンテナンス、最適運転支援等のエネルギー業務を東京ガスグループがワンストップで請負うエネルギーマネジメントサービスです。基本料金は毎月一定額。多大な初期投資も突発的なメンテナンス費用も発生しません。お客さまの声
石井 道久 様
(渋谷区 総務部 総務課長 庁舎管理課長兼務)
電源の多重化で、防災拠点機能を強化
電力は庁舎の心臓部です。防災センター等の機能を活かすためにも災害時の電源確保は重要課題でした。中圧ガス導管は耐震性に優れ、ガスの供給が継続されていれば、コージェネレーションシステムの運転により発電を継続できます。電力や熱の最適な運用やトラブルの予兆把握、故障などへの対応も含めて、トータルで管理することができるので安心です。
行廣 勝哉 様
(渋谷区 危機管理対策部 防災課長)
情報を⼀元管理、即座に⼊⼿
ソフト面においては、東京ガスグループの防災システム「防災TUMSY」を採⽤しました。GISを基盤としているこのシステムは、多岐にわたる情報を地図上にレイヤー表⽰できるため、⼀元管理しやすく、情報が即時に得られるというところが魅力に感じています。煩雑な作業をなくし業務を効率化できそうです。
必要な情報を地図上で⼀元管理できる「防災TUMSY」
主な導入機器・設備
- エネルギーサービスプロバイダー
- ガスコージェネレーションシステム(ジェネライト停電時対応機)
25kW×4台 - ジェネリンク(廃熱投入型ガス吸収冷温水機)
563kW×1台 - ナチュラルチラー(ガス吸収冷温水機)
1,407kW×2台
お客さま概要
渋谷区 新庁舎
所在地 〒150-8010 渋谷区宇田川町1番1号
敷地面積 約7,853m²
建築面積 約2,232m²
延床面積 約31,930m²
階数 地上15階、地下2階
※掲載内容は、2019年6月時点のものです。