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ナチュラルチラー(ガス吸収冷温水機)

水冷媒を利用した環境にやさしいノンフロン空調システムです。

水の気化熱を利用し、冷房を行います。地球温暖化係数の高い特定フロンや代替フロンを使用せず、自然界に存在する「水」を冷媒とした環境にやさしい空調システムです。
ナチュラルチラーには4つの部屋があり、冷媒(水)がこの中を通って「蒸発」→「吸収」→「再生」→「凝縮」というサイクルを繰り返しながら冷水をつくり、室内の空気を冷やします。再生器の都市ガスの部分で、さまざまな熱エネルギーを利用できます。

ナチュラルチラーの仕組み

特長

  1. 特長1
    地球温暖化への影響のない
    自然冷媒「水冷媒」を使用
  2. 特長2
    ピークカットにより
    節電貢献・電気料金低減が可能
  3. 特長3
    多彩な熱エネルギーを
    有効利用
  4. 特長4
    廃熱の有効利用により、
    省エネ・省コストを実現
  5. 特長5
    再生可能エネルギーで
    CO₂削減に貢献

特長1地球温暖化への影響のない自然冷媒「水冷媒」を使用

ナチュラルチラーは自然界に存在する“水”を冷媒としているので、圧縮式冷凍機の冷媒に使われているフロン類と比べて漏えいによる地球温暖化への影響がありません。またフロン排出抑制法で義務化された点検も必要ありません。

冷媒の地球温暖化影響の比較とフロン類漏えい点検の義務化

特長2ピークカットにより節電貢献・電気料金低減が可能

ナチュラルチラーの主なエネルギー源は都市ガスのため、消費電力を抑えて電力需要平準化に貢献します。また、ピーク電力を下げることにより、電気料金を削減することができます。(※1)

(※1)ナチュラルチラーの運転に伴うガス使用によりガス料金は増加します。
電気空調とガス空調のピーク電力の比較

特長3多彩な熱エネルギーを有効利用

ナチュラルチラーは、都市ガスだけでなく、さまざまな種類の熱エネルギーを利用できます。温水や蒸気だけでなく、ガスコージェネレーションシステム(CGS) の廃熱や、太陽熱やペレットなどの再生可能エネルギーなど、幅広い熱エネルギーに対応しているため、お客さまのニーズに合った最適なシステム設計が可能です。

ラインナップ

都市ガス 太陽熱温水 木質ペレット 蒸気
(0.78MPa)
CGS等の廃温水
(80~90℃)
CGSの廃ガス 未利用エネルギー
(下水処理水、冷房廃熱など)
ガス焚ナチュラルチラー
ソーラーナチュラルチラー
  • 太陽熱を回収してガス消費量を削減
  • 不安定な自然エネルギーを都市ガスでバックアップ
木質ペレット焚
ナチュラルチラー
  • 間伐材などを有効に利用し、CO2排出量を大幅に削減
ジェネリンク
(廃熱投入型ナチュラルチラー)
  • CGS等の廃温水を回収し、ガス消費量を20%以上削減
  • 冷房負荷40%以下で、 温水単独運転が可能
蒸気焚 ナチュラルチラー
蒸気焚 ジェネリンク
温水・蒸気ジェネリンク
  • CGSの廃蒸気、廃温水を回収してガス消費量を60%以上削減
  • 冷房負荷60%以下で、廃熱単独運転が可能
温水焚 ナチュラルチラー
廃ガス焚 ナチュラルチラー
  • CGSの廃ガス、廃温水を回収し、ガス使用量を削減
  • 低負荷時には廃熱単独運転が可能
吸収ヒートポンプ
  • 下水処理水や冷房廃熱などを熱源とし、 高効率で温水を製造

ガス焚

蒸気焚
(●)
オプション

特長4廃熱の有効利用により、省エネ・省コストを実現

ジェネリンク(廃熱投入型ナチュラルチラー)なら、CGSで発電した際の廃熱を冷暖房に有効利用できるため、ガス消費量を削減し、ZEB実現に貢献します。

特長5再生可能エネルギーでCO₂削減に貢献

太陽熱や木質ペレットなどの再生可能エネルギーを熱源として有効活用することにより、さらなるCO₂削減が可能となります。

太陽熱を利用したソーラークーリングシステム(ソーラーナチュラルチラー)


太陽熱を優先的に利用し、太陽熱が不足する場合は自動的に都市ガスでバックアップします。

木質ペレット焚ナチュラルチラー

カーボンニュートラルの木質ペレットを燃料としたナチュラルチラーのため、CO₂を削減し、温暖化を防止します。

グリーン機種

東京ガス・大阪ガス・東邦ガスの三社が定めた、環境性・経済性・信頼性に対して、お客さまに満足いただける基準を満たすのが「グリーン機種」です。 ガス焚のナチュラルチラー、ジェネリンクを選定しています。

グリーン機種選定基準

  • 環境性

環境負荷低減に特出した性能を有していること


  • 経済性

経済性が成立するイニシャルコスト・ライフサイクルコストであること


  • 信頼性

5年以上保証のメニューがあること(※2)


分類 主な要件
エネルギー
環境負荷
低減機
高効率機 大型機 (352kW以上) 定格冷房COP1.3(※2)以上かつ冷温水大温度差(※3)、冷却水変流量等の 搬送動力低減が可能な機能を装備していること
中小型機 (352kW未満) 定格冷房COP1.1以上かつ5台以上の台数制御運転が可能であること
高期間効率機 年間冷房ガス消費量がCOP1.35機と同等以下であること
節電型 高効率機または高期間効率機の基準を満たし、 定格時の冷却水量は 0.7m2/h・RT(※4)以下であること
ジェネリンク ベース機はグリーン機種として選定済みであり、定格条件におけるガス削減量が20%以上かつ廃温水単独運転領域の上限が負荷率40%以上であること
(※)上記は2014年に定めた基準 (14基準) の抜粋です。 (※2)お客さまに年間保守契約を締結いただくことが保証の条件となります。 (※3)COP:冷凍能力/都市ガスエネルギー消費量(高位発熱量基準) (※4)大温度差:冷温水や冷却水の往きと還りの温度差を通常より大きくすること。 (※5)RT:冷凍能力を表す単位(1RT=3.52kW)

デジタルカタログ

詳細は、下記メーカーにお問い合わせください。


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