医療法人社団美心会 黒沢病院 様・黒沢病院附属ヘルスパーククリニック 様

大規模災害時の医療提供と、避難場所としての活用を目指して、エネルギーセキュリティを強化。

わずか7床からスタートし、理想の医療を追求

1977年(昭和52年)、現理事長の黒澤医師が数名のスタッフとともに開院したのが現黒沢病院の前身である黒沢医院です。当時では珍しい透析ができる泌尿器科専門の医療機関として、わずか7床からのスタートでした。必要とされれば総合医としても昼夜を問わず急患を受け入れるだけでなく、往診にも駆けつけ、地域のための理想の医療を追求し続けてきました。開院から8年後の1985年、病床数は43床となり「黒沢病院」へと移行しました。平成に入ってからは、「予防医療」や「高齢者福祉」にも力を入れ、総合医療サービスにより、地域住民の健康や安心できる生活の実現を目指してきました。2009年には、“高崎健康管理センター”や“フィットネスクラブ”を包括する「ヘルスパーク(健康公園)クリニック」を設立。そして2014年、老朽化した旧「黒沢病院」の新築移転に伴い、「ヘルスパーククリニック」との隣接一体化が実現し、「脳卒中センター(SCU)」と充実したリハビリ機能の新設により、24時間365日体制での脳疾患専門の急性期治療が可能な新「黒沢病院」が誕生しました。それに伴い、旧黒沢病院は2015年4月1日、「老健くろさわ」として開所しました。

エネルギーマネジメントサービス活用による省コスト・省力化のご提案

黒沢病院様は新築棟を建設する際、東京ガスのエネルギーマネジメントサービス(EMS)を活用し、ガスコージェネレーションシステムの資金調達から設備設置工事、運転管理、燃料調達などのエネルギー業務を東京ガスグループへ一括委託されました。

大規模災害時でもしっかりとした医療を提供

施設面においては、地域の避難場所として災害時でも医療を継続できる病院づくりを目指しました。黒沢病院は、東日本大震災の際に、震度5の揺れと計画停電を経験しました。非常用発電機の燃料を確保しようにも燃料不足で入手できず、エネルギーの確保に大変苦労しました。その苦い経験を教訓に、今回の新棟建築では、建物の耐震性やエネルギーセキュリティ強化にも重点を置きました。2回線受電設備、中圧ガス導管の設置や、ガスコージェネレーションシステムと非常用発電機の併用による電力セキュリティの向上など、エネルギーの多重化を図るとともに、井戸を掘り、断水時でも濾過された水が利用できるようにし、災害時でも平常時と変わらぬ医療提供ができる病院が誕生しました。

停電時対応型ガスコージェネレーションシステムのご提案

停電時対応型ガスコージェネレーションシステムは、クリーンな都市ガスを燃料に発電を行い、同時に発生する廃熱は貯湯ユニットを通して給湯利用するシステムです。

お客さまの声

黒澤 功 様
(医療法人社団美心会 理事長)

「ゆりかごから看取りまで」—地域住民の健康と安心を支援—

「自分がしてほしいことをさせていただく」というのが、私の医療に対する信念です。そのため、予防・健診・治療・入院・介護などトータルで地域の方々の健康を見守る「総合医療サービス」に力を入れてきました。病気は、早期発見、適切治療がすべての基本です。健康寿命を延ばすためにも、病気になってから医療機関に来るのではなく、定期的な健診・治療が大切です。そのため、病院主催の「美心祭」を通して、事前に病棟や医療機器の見学会を行い、少しでも皆さまの恐怖心を払拭するように努めています。また、高崎祭や群馬県民マラソンに医師や看護師、スタッフみんなで参加し、一緒に汗をかきながら元気や健康の大切さをお伝えしています。病院は、災害時において地域の拠り所である必要性があります。今回、東京ガスから災害に強い中圧ガス導管やガスコージェネレーションシステムの提案を受け採用を決断いたしました。東京ガスには、今後もこうした世の中に必要なものを提案し続け、地域や社会に寄り添う企業であり続けて欲しいと願います。

主な導入機器・設備

黒沢病院<新規設備>
  • 停電時対応型ガスコージェネレーションシステム 1台
    発電出力 230kW
    燃料消費量 都市ガス13A 57.4Nm³/h
    温   水 244kW
    発電効率 35.5%
    廃熱回収効率 37.6%
    総合効率 73.1%
  • GHP(ガスヒーポン) 28台
    冷房能力 合計 1,414kW
    暖房能力 合計 1,585.5kW
    燃料消費量 都市ガス13A
     冷房 : 84.3Nm³/h
     暖房 : 85.8Nm³/h
  • ガス焚き吸収式冷温水機 2台
    冷房能力 633kW(180RT )
    暖房能力 533kW
    燃料消費量 都市ガス13A
     冷房 : 39.0Nm³/h
     暖房 : 49.0Nm³/h
  • ガス温水ボイラ(暖房・給湯用) 2台
    定格出力 581kW
    燃料消費量 都市ガス13A 59.9Nm³/h
ヘルスパーククリニック<既存設備>
  • ガス温水ボイラ(給湯用) 2台
    定格出力 930kW
    燃料消費量 都市ガス13A 91.6Nm³/h

お客さま概要(2017年1月現在)

黒沢病院 様・
ヘルスパーククリニック 様

所在地   〒370-1203 群馬県高崎市矢中町187
病床数   黒沢病院 : 130床(うちSCU12床)、透析用ベッド60床
      ヘルスパーククリニック : 19床(外来・ドック健診)
建物    黒沢病院 : 鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造
      ヘルスパーククリニック : 鉄筋コンクリート造
建物概要  黒沢病院 : 地上7階
      ヘルスパーククリニック : 地上4階
敷地面積  32,144m²
延床面積  黒沢病院 : 13,130m²
      ヘルスパーククリニック : 12,585m²

黒沢病院  https://www.bishinkai.or.jp/kurosawa/ (外部サイトへリンクします)
ヘルスパーククリニック  http://www.bishinkai.or.jp/healthpark/ (外部サイトへリンクします)