いわき市医療センター 様
電源・冷温熱源の多重化により災害時の病院事業継続性を強化
旧病院の外来棟は建設から50年以上経過し、老朽化対応が課題でした。全面建て替えと同時にいわき市医療センターとして、13階建て延床面積6万5000平方メートルと福島県内最大級の新病院をオープンし、地域の拠点病院として災害医療体制の一層の充実を図りました。

お客さまのこんな課題を解決しました
災害に強い医療環境をつくりたい
環境性を維持したい
再生可能エネルギーを活用し、高効率運転を継続したい
ポイント
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- オンサイトエネルギーサービス
による課題解決
- オンサイトエネルギーサービス
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- トータルマネジメント
オンサイトエネルギーサービスによる課題解決
停電対応型370kWガスコージェネレーションシステム(CGS)のほか、ジェネリンク、蒸気ボイラ、太陽光発電設備、太陽熱給湯設備などを導入しました。15年にわたり、電気・冷温水・蒸気を新病院に供給しています。
耐震性に優れた中圧導管でガスを供給することで、停電時でも電気・熱の確保が可能。
エネルギー設備遠隔監視システム「ヘリオネット21」や現地に常駐する管理員によってCGSなどの設備の稼働状況を24時間365日監視しながら、エネルギー使用量などのデータを収集し、最適運転を行っています。

トータルマネジメント
民生用CGSの導入に合わせ、エネルギー・ファシリティマネジメントを統合したトータルマネジメントを行っています。
主なソリューション・機器
- オンサイトエネルギーサービス
- ガスコージェネレーションシステム
- ジェネリンク(廃熱投入型ナチュラルチラー)
- 空冷チラー(冷暖、冷専)
- ガス・油蒸気ボイラ/油温水ボイラ
- 非常用発電設備
- 太陽光発電、太陽熱設備、受変電設備など
ソリューション・機器詳細
形式 | 能力 | 台数 |
---|---|---|
ガスコージェネレーションシステム | 370kW | - |
ジェネリンク (廃熱投入型ナチュラルチラー) |
320RT | 2台 |
空冷チラー(冷暖) | 150kW | 16台 |
空冷チラー(冷専) | 150kW | 1台 |
ガス・油蒸気ボイラ | 0.5t/h | 2台 |
ガス・油温水ボイラ | 349kW | 2台 |
非常用発電設備 | 1,250kVA | 2台 |