学校法人 工学院大学 八王子キャンパス 様
大規模キャンパスのBCP対策と省エネをガスエネルギーが担う
創立130周年、八王子キャンパスの再開発プロジェクトが完結。
現在、工学院大学様は「無限の可能性が開花する学園」の理念のもと「VISION150」を展開されております。「世界の人材育成の拠点」「地域社会と強固に連携する」八王子キャンパスの再開発プロジェクトが、創立130周年に当たる2017年に完結し、最先端の学習・研究環境が整うと同時に、地震など災害に強く、省エネ・省CO₂など環境にも配慮した新たな八王子キャンパスが誕生しました。
積極的なガスエネルギーの選択により電力ピークカットとBCP強化を実現。
お客さまの声
鳥塚 啓明 様
(学校法人 工学院大学 八王子キャンパス 施設部 部長)
「進化した八王子キャンパスは
学生にも地域の皆さまにも貢献します。」
東日本大震災後に計画停電を経験、エネルギーの多様化が重要であると実感し、八王子キャンパス再開発では、キャンパス全体でのエネルギーバランスの見直し、省エネへの取り組み、災害時のBCP対策を実践しました。具体的には、新築した2・4号館にGHPを採用、更新の時期を迎えていた15号館はEHPからGHPへのリプレイスを行い、今夏の電力使用量は約15%減少しました。また免震構造で建てた新2号館には停電時対応型ガスコージェネレーションシステムを導入。弊校は八王子市の広域避難場所に指定されていますが、これにより災害時にも電気・水道などライフラインが確保され、一部空調も使用できる環境が整いました。今後は、エネルギーの使用データを分析し、さらにエネルギーのベストミックスを進めていきたいと考えています。総合エネルギー企業である東京ガスには、ガスはもちろん様々なエネルギーの研究開発とその安定供給を今後も期待します。将来的に弊校との共同研究開発なども実現すればうれしい限りです。
主な導入機器・設備
- 停電対応型ガスコージェネレーションシステム 1台
形式 EP370G
発電出力 370kW
廃熱回収量 306.8kW(1,104.6MJ/h)
発電効率 41.0%
廃熱回収効率 34.0%
総合効率 75.0%
燃料 都市ガス 13A 80.0Nm³/h - 廃熱投入型ガス吸収冷温水機(ジェネリンク) 2台
形式 QAG-CP120FGP
冷房能力 301kW
暖房能力 274kW
燃料 都市ガス13A - GHP(ガスヒーポン) 52台
合計 2,457.6kW(878馬力相当)
お客さま概要
工学院大学 八王子キャンパス
所在地:〒192-0015 東京都八王子市中野町2665番地1
主な施設:2号館 / 4号館「あどらぼ」 /
19号館「ふらっと」 / 総合教育棟 / 他全23館
敷地面積:235,991m²
学校URL:http://www.kogakuin.ac.jp/ (外部サイトへリンクします)
※掲載情報は2018年10月29日現在