学校法人獨協学園 獨協大学 創立50周年記念館(西棟)様
高効率のガスエネルギーシステムと自然エネルギーのベストミックス
この先50年の未来を見据えた次世代の教育施設が完成
また建物は環境配慮型で省エネルギー性能に優れています。地中熱を利用した空調設備、季節により日射を調節する可動ルーバー、太陽光発電パネルなどの自然エネルギーに、ガスコージェネレーションシステムとその廃熱を利用して空調するガス吸収冷温水機、発電機能を備えたガスヒートポンプエアコンGHPハイパワーエクセルなどを組み合わせることで効率の良いエネルギー利用を実現させています。同学は国際環境経済学科・環境共生研究所が年2回「EARTH WEEK DOKKYO」と称する環境イベントを開催するなど環境に対する意識が高く、身近なエコシステムは学生の環境教育にも役立っています。
エネルギーのベストミックスが省エネ・省CO₂を実現させる
「ハイパワーエクセル」は、GHPに発電機能を搭載し、室内への電力供給が可能です。発電効率40%(※1)以上の高効率発電でCO₂排出量を約30%(※2)削減します。さらに、非常用発電機と併せて使用すれば、非常時の空調も実現できます。
「ジェネライト」は、クリーンな都市ガスを使って発電し、同時に発生する廃熱を照明や動力、給湯、空調などに多角利用できるコージェネレーションシステムです。学校内で発電することにより、電力負担を減らし、契約電力、買電量を低減でき、快適性を保持しながら省エネ・節電を実現することができます。
再生可能エネルギーの有効利用で更なる省エネを実現
お客さまの声
城田 修司 様
(学校法人獨協学園 獨協大学 施設事業部 施設事業課 課長)
様々な省エネ技術の組み合わせで、環境に配慮したキャンパスに
未来の教育を見据えたキャンパス再編として、老朽化した建物を建て替えるにあたり、様々な省エネ技術を採用し、環境に配慮したキャンパスづくりを推し進めてまいりました。一つのエネルギーに頼らずに、複合的にエネルギーを組み合わせるのが弊学の方針です。西棟も、これまで採用して実績のあるシステムに地中熱を利用した空調設備や南面窓に季節によって日射を取り入れたり、遮ったりする可動ルーバーを組み合わせ、さらなる省エネ・省CO2を実現させています。これらの取り組みで、キャンパス全体として契約電力量を減らすことにも成功しました。今後は適切な運用により、さらなる省エネを進めたいと考えています。東京ガスには、今後は効率運転のための運転データの解析・提供なども含め、エネルギーに関するトータル的なサポートを期待しております。
主な導入機器・設備
- ガスコージェネレーションシステム「ジェネライト」 25kW×3台
- ジェネリンク(廃熱投入型ガス吸収冷温水機) 633kW×1台
- GHP(ガスヒーポン) 16台 941kW(334馬力相当)
- ナチュラルチラー(ガス吸収冷温水機) 633kW×1台
お客さま概要
学校法人獨協学園 獨協大学 創立50周年記念館(西棟)
所在地: 〒340-0042 埼玉県草加市学園町1-1
建築面積: 3,715.44m²
延床面積: 13,419.21m²
階数: 地上4階 塔屋1階
構造種別: RC造一部S造・SRC造(既成杭)
主要用途: 教室、学生ラウンジ
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※掲載情報は2018年9月時点のものです