学校法人 順天堂 様
学校法人順天堂と東京ガスによるカーボンニュートラル推進に向けた取り組み
学校法人順天堂は、東京都文京区に本部を置き、9学部6研究科6附属病院からなる健康総合大学・大学院大学として、「教育」「研究」「診療・実践」という3つの柱を通じた国際レベルでの社会貢献と人材育成を推進しています。
学校法人順天堂
お客さまのこんな課題を解決しました
有事の際にも医療機能を維持したい
カーボンニュートラルを推進したい
学校法人順天堂が有する複数の附属病院は、空調や照明、医療機器が24時間稼働していることに加え、滅菌や蒸気・給湯に使う熱需要も大きいエネルギー多消費型の施設です。有事の際にも医療機能の維持ができるBCP対応とカーボンニュートラル推進の両立が課題でした。
東京ガスグループでは、再生可能エネルギーや省エネルギーに関する知見をもとに、各キャンパス・附属病院のエネルギー利用状況を踏まえた、2030年までの法人全体のCO2削減ロードマップ策定を支援させていただきました。

ポイント
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- 現地調査によるエネルギー
利用状況の詳細な把握
- 現地調査によるエネルギー
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- 目標達成に向けて
実施フェーズも支援を継続
- 目標達成に向けて
現地調査によるエネルギー利用状況の詳細な把握
ロードマップ策定にあたり最初に行ったことは、各キャンパス・附属病院のエネルギー使用状況の把握です。
東京ガスの供給エリア外を含む全拠点に実際に赴き、現地調査・ヒアリングを実施。機器・設備等の使用状況を整理し、消費エネルギーデータを詳細に分析しました。
そのデータをもとに、東京ガスグループが培ってきた知見・ノウハウを活かして、今後の実施項目を立案しCO2削減量を算出、2030年までの具体的な取り組みとしてロードマップ化しました。

2030年のCO2削減目標にむけて、具体的な数字での達成見通しを策定
2030年に、2013年比46%削減を目標として設定しました。
各年度のエネルギー消費量を積み上げ、2020年までの実績値を可視化するとともに、何も手段を講じなければ、CO2排出量は横ばいのまま推移しますが、様々な打ち手によってCO2排出量を段階的に減らしていき、2030年で目標を達成する見通しを立てました。
詳細は、学校法人順天堂ホームページでもご覧いただけます。
目標達成に向けて実施フェーズも支援を継続
今後は、策定した「CO2削減ロードマップ」に基づき、具体的な取り組みの実施に向けて支援させていただきながら、適宜ロードマップを見直し、継続的にサポートを行っていきます。
目標達成に向けた取り組み
2021年12月より本郷・お茶の水キャンパスに東京ガスのカーボンオフセット都市ガスを導入しました。
年間約6,500tのCO₂削減に貢献します。
カーボンオフセット都市ガスの導入

カーボンオフセット都市ガス供給概要
供給サイト:学校法人順天堂 本郷・お茶の水キャンパス
供給量:約2,300千m3/年
供給開始時期:2021年12月1日
各キャンパス・附属病院の状況・ニーズを踏まえ、個別に具体的なソリューションをご提案し、目標達成に向けて一緒に取り組みを進めていきます。
実施フェーズにおける取り組み例
担当の声
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東京ガスグループ
都市エネルギー営業部 公益営業部
田井翔子
カーボンニュートラル実現に向けたパートナーでありたい
これまでも、順天堂様から設備更新などのご相談をいただいた際に、個別に省エネ診断等を実施して参りましたが、今回、「法人全体としてカーボンニュートラルに取り組みたいものの、何から手を付ければ良いかわからず困っている」というお声をいただき、「CO2削減ロードマップ策定サービス」をご提案いたしました。
本サービスでは、お客さまの全拠点でのCO2排出量や削減目標を可視化することで、法人全体でCO2削減という一つの目標に向かって推進していくことが可能となります。 順天堂様には、この点を大きなメリットとして評価いただき採用に至りました。
具体的には、各拠点で現地調査・ヒアリングを実施し、エネルギー使用状況を把握したうえで、将来を見据えた脱炭素実現への取組み計画を立て、ロードマップに反映しました。
今回、順天堂様の「CO2削減ロードマップ」の策定を支援させていただいたことで、未来に向けた目標と実効策を共有することができたと感じています。
今後の実行フェーズでも、目標達成に向けて全力でサポートし、カーボンニュートラル社会実現に向けともに歩んでいきたいと考えています。

導入したソリューション・機器
掲載情報は導入時点のものです。
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