ガスコージェネレーションシステム
時代は分散型エネルギー社会へ。安心と省エネを実現する電気と熱の併給システム。
機器紹介
電気をつくる際の廃熱を冷房・暖房・給湯・蒸気などに有効利用。
東日本大震災以降、エネルギー供給のあり方が見直され、防災性の観点からもCGS等の分散型電源の役割が重視されています。そのため、国や自治体もCGS普及促進のためのさまざまな優遇策を打ち出しています。
導入のメリット
メリット1 省エネルギー・省CO₂
従来のシステムのような送電ロスもなく、発電と同時に発生する熱を有効利用できるため、高いエネルギー効率が実現できます。また、廃熱を冷暖房・給湯に利用することで、熱源設備の省エネルギーに貢献します。
メリット2 電力のピークカット
メリット3 再生可能エネルギーを補完し、VPPに貢献
※VPP:Virtual Power Plantの略、仮想発電所
メリット4 容積率緩和の適用で事業性向上
メリット5 エネルギーセキュリティが向上
停電対応型ガスコージェネレーションシステムを導入することで電源の多重化に貢献し、万一の停電時でも安定して電力を供給できます。通常時は電力会社からの電力とガスコージェネレーションシステムの発電電力を系統連系し、電力需要の一部をまかないます。災害などで電力会社からの電力供給が停止した場合は、停電対応型ガスコージェネレーションシステムを自立起動し、電力供給を行うことが可能になります。
防災負荷は、必要な規模と時間が限られるため、認証を取りやすい「油」の非常用発電機で対応します。保安負荷は、停電対応型ガスコージェネレーションシステムで長時間電源供給のバックアップが可能です。また、「油」から「ガス」に切り替えることで燃料タンクの設置スペースも不要となり、建物のスペースを有効利用することができます。
災害などの非常時に断水が起きた場合は、冷却塔での冷却ができなくなります。停電対応型ガスコージェネレーションシステム(空冷対応)なら、断水時に冷却塔の代わりにラジエータを稼働し運転を継続できます。通常時から全てラジエータで冷却を行う全空冷タイプ(ジェネライト)もあります。