お客さまの声 株式会社三井不動産アコモデーションファンドマネジメント 様
GRESBレーティングが1ランクアップ!
株式会社三井不動産アコモデーションファンドマネジメント株式会社三井不動産アコモデーションファンドマネジメントが、「サステナブルスター」を採用した理由と効果について、同社財務本部ファイナンスチームの中山様と投資本部アセットマネジメントチームの神門様に、お話を伺いました。
そもそも抱えていた課題とは
三井不動産アコモデーションファンドマネジメントが資産運用業務を受託するJ-REITである日本アコモデーションファンド投資法人(NAF)は、持続可能な社会の実現が本投資法人の持続可能な成長にとって不可欠であるとの認識のもと、賃貸住宅等への投資・運用を通じて、私たちが直面するさまざまな社会課題に対応し、その解決に貢献することで、NAFの最重要目標である「中長期的な投資主価値の最大化」を実現してまいりたいと考えています。
その中で、各種外部認証の取得にも積極的に取り組んでおりまずが、特に、不動産会社・ファンドの環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測るベンチマーク評価である GRESB には、2017年から今年まで7年連続で参加しております。
GRESBの報告対象でもある、運用物件が使用するエネルギー使用量は、電気やガス、水などの種類に分かれ、また、各種エネルギーの供給事業者も運用物件により異なりますが、データの集計・報告にあたっては、これら多岐に亘るデータを物件ごとに漏れなく収集し、一般的な表計算ソフト上で整理・集計する作業を当社のスタッフがプロパティマネジメント会社と協働して行っておりますが、作業上の負担は少なくなく、将来的に運用物件数が更に増加する可能性も視野に入れると、集計業務の効率化が課題と考えておりました。
「サステナブルスター」を採用したきっかけとは
類似サービスは他にもあるが、「初心者でも使いやすい」ユーザーインターフェイスであることと、東京ガスのオリジナル機能でもある、「専有部のガス・電気使用量データの自動取得機能」を魅力に感じ、採用を決めました。
サービスを導入しても使いこなせないと意味がないと思っていますが、サステナブルスターは、Excelライクな作り込みとなっており、データの移行なども容易にできましたし、排出係数の更新やGHG排出量の計算処理など定期的にメンテナンスしてくれるのもクラウドサービスの魅力だと感じています。
また、通常、各専有部におけるエネルギー使用量データは、賃貸住宅の場合エンドユーザーしか把握することができませんが、サステナブルスターの「専有部のガス・電気使用量データの自動取得機能」を活用することで、東京ガスさんが保有する各専有部のエネルギー供給量のデータを、1棟合計単位で集計することで匿名化した状態で取得できるので、当社の物件ポートフォリオのエネルギー使用量の把握と分析という課題において、非常に有効だと感じています。
その結果とは
これまでは、年間の環境パフォーマンスデータをまず当社のこれまでの様式に沿って集計し、さらにGRESB に参加する際、当該データをGRESB 指定の提出用フォーマットに作り直すといった作業を当社のスタッフがほぼ手作業で行っていましたが、サステナブルスターでは、入力したエネルギー使用量データがGRESB はじめさまざまな提出先の指定様式に沿って、自動的にダウンロードすることができるため、当社においてはGRESBのための提出作業の軽減を実感しています。サステナブルスターはGRESB 以外の各種イニシアティブや、法令に基づく官公庁向けの提出様式にも対応しており、こうした提出物のための作業が効率化することは大変有難いと思います。
なお、NAFは2023年のGRESB では、サステナブルスターを活用して効率的に準備ができ、また、「専有部のガス・電気使用量データの自動取得機能」を活用した結果、データカバー率が向上したことをはじめ、その他さまざまな評価改善のためのさまざまな取り組みが奏功し、レーティングが前年から1ランク向上しました。
IGNITURE(イグニチャー)は、エネルギーの枠を超え、未来に向けて先進的で多様なソリューションを 通じてお客さま課題の解決を目指す、東京ガス・TGESのソリューションブランドです。