お客さまの声 阪急阪神リート投信株式会社 様
ESG経営の高度化へ
阪急阪神リート投信株式会社阪急阪神リート投信株式会社が、「サステナブルスター」を採用した理由と効果について、同社投資企画部の牧野様と濱田様に、お話を伺いました。
そもそも抱えていた課題とは
「GRESB」参加以降、「電気」「ガス」「水」「廃棄物」の使用量をエクセルで管理していましたが、保有する物件数の増加と管理項目の詳細化(共用部/専用部など)などにより、担当者の作業量が年々膨大化しており、数値のアナログチェックに限界を感じていました。また、プロパティマネジメント会社(以下「PM会社」)に対しては、物件ごとにエクセルデータを準備し、そのシートに毎月の電気などの使用量を入力、メールにて報告をいただいていたが、PM会社とのやりとりの手間が多いことと、報告数値の集約作業等で、担当者の月初め業務が過多になっていました。
さらに省エネ法・自治体条例などESG報告制度の内容については、年々高度化しており、使用量の熱量換算や、毎年変更となる排出係数の更新作業など、当社ESG報告業務の属人化も懸念していました。特に「GRESB」報告については、3月末で年度を締めた後に、6月末の提出に向けて限られた時間で膨大な量のエネルギーデータを集約、集計し、報告フォーマットに落とし込む必要があったため、非常に苦労していました。
「サステナブルスター」を採用したきっかけとは
エネルギーデータの管理システム導入を検討する中で、当社のニーズに合致するものがなかなか見つからず難航していましたが、第三者保証業務の依頼先に相談したところ、東京ガスをご紹介いただき、当社からコンタクトをしたことがきっかけです。
類似サービスと比較検討すると、「サービスのクオリティ」と「年間ランニングコスト」のバランスが他サービスと比べて圧倒的に優れていると率直に感じました。「誰でも使える」Excelライクなユーザーインターフェイスであり、GRESB以外の各種ESG報告制度にも活用できる拡張性などシステム面での優位性だけではなく、導入検討段階から当社の「こういったことは可能か」という相談事項についても、ニーズを汲み取っていただけただけでなく、丁寧かつ迅速なレスポンスを頂戴し、導入前から東京ガスの担当者との信頼関係を構築できたことも大きな導入の要因です。
東京ガスの担当者に「スピード感をもった対応をできる要因は何ですか」と質問した際にも「システム・環境制度などさまざまな専門性をもったメンバーとチームで対応しているからです」という回答をいただけ、更新頻度が高い環境制度分野で永続的にお付き合いするにふさわしい企業風土だと感じています。
その結果とは ~業務時間を年間で約1/10まで削減~
導入後でないと検証が難しいPM会社によるサステナブルスターの活用についても、当社のPM会社の業務フローにあわせた専用マニュアルの作成と説明会を開催いただいたことで、大きな混乱もなくスムーズに運用できています。また、システムである以上、導入後、一定のイレギュラー事項が発生しましたが、その際にもスピード感を持ちつつも柔軟に対応いただき、より信頼関係を構築することができました。
エネルギーやGHG排出量など、システム導入前は、手計算で対応しており、GRESBのALDシート作成業務含め、当社のエネルギー関係の集約、入力、チェックなどの業務時間は、年間で1,000時間程度を費やしておりましたが、システム導入後は、PM会社が入力した毎月の電気、ガスなどの使用量から自動計算される上にエクセルとしてアウトプットも可能なので、現状分析や認証取得の検討がスムーズになりました。また、「エラーチェック機能」や「詳細データ出力機能」を活用することで、報告前のチェック業務負担も軽減され、年間の業務時間は、約1/10程度まで削減できたと実感できています。
これまでは、なかなか中長期的なエネルギー削減に関して具体的な取り組みに着手しきれておりませんでしたが、サステナブルスターを導入したことで、「エネルギーの見える化」が実現でき、削減できた時間を活用し、当社としてのESG経営の高度化に向けた具体的な取り組みを促進していきたいと思っています。
IGNITURE(イグニチャー)は、エネルギーの枠を超え、未来に向けて先進的で多様なソリューションを 通じてお客さま課題の解決を目指す、東京ガス・TGESのソリューションブランドです。