お客さまの声 東急不動産リート・マネジメント株式会社(ブローディア) 様
業務効率化により削減した時間を、物件パフォーマンス向上に向けたESG戦略立案へ活用!!
東急不動産リート・マネジメント株式会社(ブローディア)東急不動産リート・マネジメント株式会社(ブローディア運用本部)が、「サステナブルスター」を採用した理由と効果について、同社資産運用部の菊地様と清水様に、お話を伺いました。
そもそも抱えていた課題とは
当社は、東急不動産ホールディングスグループのスポンサーシップを受けている総合型私募リート「ブローディア・プライベート投資法人」の運用会社であり、GRESBにも5年以上継続して参加しています。ESGに関する報告は投資家からも求められる重要な業務である一方、少数のメンバーで対応しており、大きく2つの課題を抱えていました。
1つ目は、ESG報告に必要なエネルギーデータの収集・集計業務です。Excelを活用して対応する中で、修正が発生する度にファイルのバージョンを管理する必要や排出係数が更新される都度、Excelのメンテナンスが必要になるなど、メンバーの大きな負担になっていました。2つ目は、プロパティマネジメント会社(以下、PM会社)とのエネルギーデータのやり取りです。当社の保有する物件には、数十社のPM会社が紐づいており、PM会社数だけExcelファイルのやりとりが発生し、また、各社から回収したデータの突合作業にも多くの時間を割く必要がありました。
「サステナブルスター」を採用したきっかけとは
上述しました課題を抱えている中で、何度かシステム化の検討はしましたが、各社のサービスが一長一短で、なかなか採用に踏み切れていない中で、当社の別の運用本部からの紹介で、「サステナブルスター」の提案を聞く機会がありました。
他社システムとも改めて比較検討する中での採用の決め手は3つありました。1つ目は、システムの使いやすさです。PM会社向けの専用入力画面が用意されていることに加え、システム全体のユーザーインターフェースが視覚的に分かりやすいと感じました。2つ目は、出力機能の充実度合です。GRESBレポート出力だけではなく、改正省エネ法や自治体条例に必要なデータ出力もでき、自社の報告やIRレポートにも活用するデータ出力については、詳細データ出力機能で対応できましたし、詳細データ出力機能も採用時よりも現在の方が機能も充実しています。3つ目は、エネルギー会社である東京ガスのサポートを受けられる安心感です。システムに関する問い合わせだけではなく、GRESBや改正省エネ法などの制度対応に関する質問に対しても迅速に回答をいただけ、期待以上のサポートを受けることができています。
その結果とは
ESG報告に必要なエネルギーデータの収集・集計業務については、システム側で、排出係数のバージョンアップや、自動での熱量換算にも対応しているので、メンバーのメンテナンス業務に関する負担が大きく軽減できました。PM会社とのエネルギーデータのやり取りについては、システム導入に資するクラウド化によるエネルギーデータと証憑の一元管理が実現でき、突合作業においてもエラーチェック機能を活用できるので、従来対比で、約30%の業務効率化を実現できたと実感しております。
上記以外にも、GRESBを報告するには、CSRデザイン環境投資顧問株式会社の担当者とのやりとりが必要ですが、「サステナブルスター」のアカウントを当該担当者宛にも発行することができ、従来のメールでのやりとりから、直接、システムの通信欄を介してのやりとりに移行できたことで、非常にスムーズなやりとりが実現できました。
つまり、ESG報告における、各関係者とのコミュニケーションロスが「サステナブルスター」導入により大きく改善されてことで、メンバー一人一人に時間の余裕が生まれたことも大きな成果と言えます。
今までは、保有する各物件におけるエネルギー使用量を頻繁に確認することができず、当社のエネルギー削減目標達成に必要な施策をオンタイムで打ち出すことが困難な状況でしたが、「サステナブルスター」導入により、PM会社からエネルギーデータを容易に取得できるようになったことと、捻出できた担当者の時間を、保有する各物件の省エネ状況のモニタリング頻度を上げることや、物件のESGパフォーマンス向上に寄与する本質的な戦略立案に活かすことで、エネルギー削減目標への取り組みを加速させていきたいと考えています。
IGNITURE(イグニチャー)は、エネルギーの枠を超え、未来に向けて先進的で多様なソリューションを 通じてお客さま課題の解決を目指す、東京ガス・TGESのソリューションブランドです。