お客さまの声 Oneリート投資法人 様
環境データの「Hub」となるサステナブルスター、念願の導入!!

Oneリート投資法人(以下、本投資法人)が、「サステナブルスター」を採用した理由と効果について、本投資法人の資産運用会社であるみずほリートマネジメント株式会社(以下、当社)投資運用第一部の天野様と、本投資法人に係るファシリティ・マネジメント業務(ESG関連業務含む)を受託するみずほリアルティOne株式会社ファシリティマネジメント部の橋本様に、お話を伺いました。

そもそも抱えていた課題とは
本投資法人はみずほ信託銀行をスポンサーとし、現在(2025年8月21日時点)、オフィスビル28物件、ホテル1物件を運用する上場リートです。
GRESBには2018年以降毎年参加し、エネルギーデータの見える化を進めています。GRESB対応をはじめとした各種ESG報告については、これまで業務支援先を通じて他社のシステムを採用していましたが、「請求書データ手入力による数値の正確性」や「ESG報告制度との適合性」に関するチェック業務の煩雑さという課題がありました。その結果として他社システムを活用しながら業務支援先と提携していたにもかかわらず、業務負荷が軽減しないという状況に陥っていました。

「サステナブルスター」を採用したきっかけとは
ESG報告業務の実務を担っているファシリティマネジメント部として、このような課題を解決するため、他社システム含めた情報収集をすすめた結果、「サステナブルスター」に出会うことができました。
サステナブルスターが「請求書データ自動読み取り機能」や「GRESB対応時に使用するALDシート(アセットレベルデータシート)を自動生成する機能」を有し「階層的なアカウント付与に基づく堅固なファイアウォールの下で関係者がクラウド上でやりとり可能」であること、東京ガス様が「エネルギー会社としてESG関連ノウハウを広く多岐に渡り蓄積されている」こと、そして費用面でも「魅力的な料金水準」であったことから、データ入力の正確性向上と業務負荷軽減が見込めると判断し、投資運用第一部に紹介しました。

投資運用第一部としてもシステム切替に伴うリスク等を見極める必要がありましたが、東京ガス様がシステム切替に関する豊富な実績を有していることに加え、過去データの移行や当社の細かな確認事項に対しても真摯なサポートがございましたので、安心してサステナブルスターの採用を決めることができました。特にプロパティマネジメント会社様(以下、PM会社様)向けのサポートについては非常に充実している印象を受けました。PM会社様が入力する専用画面が用意されていたり、画一的ではない当社専用のPM会社様向けマニュアルを作成いただけたりしたことなどが、高く評価できるポイントでした。
その結果とは
課題であった「請求書データ手入力による数値の正確性」や「ESG報告制度との適合性」については、GHG Scope1・2・3を自動分類・作成でき、かつ使いやすいExcel Likeなユーザーインターフェースのおかげでヒューマンエラーが大幅に減少しました。GRESB対応にあたり、コンサルティング会社様によるALDシートのレビューをサステナブルスター上で実施できることも大きなポイントであり、同じ画面でやりとりができる為、業務効率化に繋がりました。加えてサポート面についても、非常に満足しています。当社からの問い合わせについて、一般的な内容であれば迅速にご返答をいただけますし、詳細な確認を要する内容であれば東京ガスご担当者様がESG制度の専門チームと連携の上でご対応していただけますので、質も担保されていると感じております。サステナブルスターに関する機能追加・改善も概ね毎月実施され、その際には、リリースノートを通じメールで配信されるので最新情報を把握しやすく非常に有難いです。
また、サステナブルスターはGRESBや省エネ法、都条例等のESG報告業務を行う上で関係者共通のデータ基盤となり、「Hub」としての役割を果たしておりますが、さらに環境データの第三者保証を取得する際にもサステナブルスターの「Hub」機能を活かすことで従来に比べて円滑な取得が可能となりました。ひとえにサステナブルスターが第三者保証機関から信頼されているからこそ、円滑な取得ができたものと認識しております。つまり、コンサルティング会社様、第三者保証機関様、PM会社様と当社をつなぐ「Hub」でもあり、サステナブルスターが司令塔になっていると実感しています。
サステナブルスターの導入企業は年々増加しておりますので、導入企業同士のつながりが生まれ、活発な情報交換機会も増えてくるものと期待しております。また、今回のサステナブルスター導入により、ESG業務の内、基盤となるデータ集計・蓄積業務の負荷を大きく低減することができました。ESG業務の本質は蓄積されたデータを基にGHG削減に向けた施策等を検討していくことであると考えておりますため、業務負荷軽減分を本質的な業務に注力していきたいと考えております。
IGNITURE(イグニチャー)は、エネルギーの枠を超え、未来に向けて先進的で多様なソリューションを 通じてお客さま課題の解決を目指す、東京ガス・TGESのソリューション事業ブランドです。