燃料の天然ガスへの切り替え

天然ガスの特長

非在来型天然ガスの開発が進み、埋蔵量の豊かさに注目が集まる天然ガス。
他のエネルギーに比べ「クリーン性」「安全性」「供給安定性」に優れることから石炭・石油・LPGから天然ガスへのエネルギーシフトが期待されています。

クリーン性

メタン(CH4)を主成分とする天然ガスは、燃焼時のCO2排出量が少ない燃料です。さらに、大気汚染物質となる窒素酸化物(NOx)の排出が少なく、硫黄酸化物(SOx)も排出しない大変クリーンなエネルギーです。

供給安定性

天然ガスは世界各地に豊富な埋蔵量が確認されています。LNGとしても東南アジア・オセアニアを含む世界各地から輸出されており、供給安定性が高いといえます。

東京ガスの調達

東京ガスは、主に東南アジアやオーストラリアなど6カ国からLNG調達を行っており、中東依存度が低いことが特徴です。

燃料転換サポート

東京ガスによる燃料転換とは

東京ガスは天然ガスを供給するだけではなく、天然ガスに転換する際のお手伝いをさせていただきます。

  • 燃料転換対象全設備の事前調査
  • 既存配管ルート・気密確認
  • 燃焼設備の詳細調査
  • 燃料転換事業の実施計画

お客さまとともに、検討・提案させていただきます。

東京ガスが燃料転換を行うメリット

  1. 技術支援
    TG技術員の動員
  2. 安全面
    ガス主任技術者等熟練技術者が安全確実な作業
  3. 省エネ
    適正な調整により最適な燃焼状態を実現
  4. 工期圧縮
    人材を総動員して工期を圧縮。設備の停止期間に合わせて燃料転換
  5. 安心
    事前試験による品質確認も可能

豊富な技術・経験により、燃料転換後はより安全かつ省エネルギーな設備としてご使用いただけます。

燃料転換作業風景

切替作業支援

熱処理工場

お客さまの声

メーカーに燃料転換費用を問い合わせたところ、金額もさることながら、工期が1.5ヶ月もかかることが分かりました。
そこで東京ガスに相談、費用は1/3、工期も10日間で都市ガス化することができました。

自動車工場ご担当者様

古いアルミ連続熱処理炉を使用しています。30数本のバーナーが付いていますが、燃料転換前はその1/3が点火できませんでした。東京ガスの燃料転換後は、全てのバーナーが使用でき、炉内の温度分布も大幅に改善、エネルギー原単位の低減にもつながりました。

自動車工場ご担当者様

これまで重油のバーナーを使用していたが、点火に失敗することが多く、バーナーもすすで汚れがひどかった。天然ガス導入後はターンダウン(最大燃焼量と最小燃焼量の比)も大きく取ることができるようになり、なにより清掃の手間がほとんどかからなくなった。

硝子工場ご担当者様

連続浸炭炉を使用していますが、天然ガスを導入後、炉のスーティング(すすの付着)が改善しました。天然ガスでは、高濃度の浸炭処理は難しいと考えていましたが、製品品質も問題なく、同業他社にも紹介したいと思います。

熱処理工場ご担当者様