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地区の概要
東京都中央区明石町は、聖路加国際病院が創設されて以降、地域医療の充実と災害時の地域救命センターとしての役割を担ってきました。1990年代に聖路加国際病院を含めて地域の再開発が行なわれ、周辺に最新設備の病院・看護大学・医療関連オフィスが立ち並ぶ街が完成しました。これを機に1992年に地域冷暖房が導入され、明石町地区への安定的な熱供給を支えています。
システムの概要
本地区の特長は、ガスエンジンコージェネレーション(930kW)による聖路加国際病院向けエネルギーサービス(電力販売)と地域冷暖房を組み合わせることで、エネルギーの高効率利用を実現していることです。発電した電気は病院内の動力・照明用として使用され、発生した熱は全量地域冷暖房用の熱源として使用しています。お客さまに暖房・給湯・加湿用として供給する他、冷凍機(蒸気焚きナチュラルチラー、廃熱投入型蒸気吸収冷凍機)の加熱源として使用されています。
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地区の概要
六本木ヒルズは21世紀の東京「文化都心」の拠点として、オフィス、住宅、商業・文化施設を中心にホテル、情報施設等が建設された国内最大規模の再開発事業をはじめ、複数の街区にわたり一体的な再開発が行われた地区です。
システムの概要
効率的なエネルギー供給により省エネルギー化を図り、併せて環境負荷の低減や非常時の防災型電源としての活用等を目的に、ガスタービンコージェネレーション(38,660kW)を用いて電気供給する電気供給施設と、発電時のコージェネレーション廃熱を有効活用して熱供給を行う熱供給施設(19,000RT)を設置しています。電気供給施設から、再開発地区内の事務所棟、ホテル棟、劇場棟、住宅棟等に電気を供給し、熱供給施設からは再開発地区内の全建物に熱供給を行っています。
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地区の概要
東京都が21世紀に向け、新たな副都心として開発を進めている臨海副都心で、台場、有明南及び青海南の三プラントから約305haの区域へ熱供給しています。さらに、清掃工場で発生した焼却熱を最大限有効利用して、東京ビッグサイト、フジテレビをはじめとする周辺ビルに対し熱供給を行っています。
システムの概要
熱源機器は、蒸気ボイラー、蒸気焚きナチュラルチラー、ヒートポンプ、電動ターボ冷凍機、熱交換器、蓄熱槽で構成され、ガス・電気の併用方式を採用しています。さらに、清掃工場からの焼却熱(蒸気)も冷温熱の熱源として利用しています。
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地区の概要
2010年10月に供用開始した東京国際空港(羽田空港)国際線旅客ターミナル。羽田空港からの国際定期便が32年ぶりに復活し、大きな話題を呼びました。現在、昼間は中国・韓国・台湾の近距離路線、深夜・早朝時間帯は欧米や東南アジアの長距離路線を結んでいます。東京国際空港ターミナル株式会社は、この国際線旅客ターミナルビルや国際線駐車場を整備し、24時間施設の運用や維持管理を行っています。
システムの概要
空港は多くの人が利用する交通施設であるため、災害時にもその役割を維持し、空港として最低限の機能を確保する必要があります。供給処理施設棟は、その供給信頼性を高めるために様々な備えをしています。
平常時はガスエンジンコージェネレーションシステム(1,000kW)が電力を供給するとともに、廃熱蒸気を蒸気吸収冷凍機にて冷房用に、ジャケット冷却水を暖房および給湯に利用し、省エネを図っています。空調熱源はガスと電気のベストミックスで、エネルギーの供給状況や料金体系の変動リスクに強く、エネルギーセキュリティ・経済性の面からも効果的なものとなっています。
コージェネレーションシステムに加え、非常用発電機(1,000kW×2台、A重油)等により、非常時にも防災負荷、重要・保安負荷に供給する計画となっています。東日本大震災の際もエネルギー供給が途絶えることはなく、空港機能の維持に全く問題はありませんでした。 -
地区の概要
西新宿六丁目地区は、新宿新都心の超高層ビル街に位置し、地区内に大学病院・ホテル・大規模オフィスビル等を有するエリアです。1984年の供給開始以降、供給エリアの拡大に併せて1995年には第2プラント、2002年には第3プラントが竣工し、相互に融通して熱供給を行っています。2011年現在の供給区域面積は11.8ha、供給延床面積は約67万m²です。第2プラントの設備更新と併せ、コージェネレーションシステム導入を決定しました。
システムの概要
第2プラントの設備更新を検討する中、東日本大震災が発生し、電力需給の逼迫に直面。大学病院等を供給先にもつ熱供給会社として、供給信頼性を高めることは不可欠と判断、ガスエンジンコージェネレーションシステム(700kW)の導入を決定しました。非常時にはボイラー12t・蒸気焚きナチュラルチラー1,400RTの運転に必要な電力を確保できる計画です。また、蒸気吸収冷凍機のリプレースにあたっては一部をジェネリンクとし、ガスエンジンの廃熱を有効に利用しプラントの高効率化を図ります。
(※設備更新については、一部「エネルギー使用合理化事業者支援事業」の補助金採択が確定しています。) -
地区の概要
幕張新都心インターナショナル・ビジネス地区地域冷暖房センターは、1989年、未来型国際業務都市を目指す「幕張新都心構想」のエネルギー供給施設としてスタートしました。対象地区61.6ha(東京ドーム約13個分)にあるコンベンションセンター「幕張メッセ」をはじめ、ホテル、オフィスビルなどに熱供給を行い快適な空間を創出しています。
システムの概要
高効率ガスエンジンコージェネレーションシステムを採用し、発電した電力は地冷プラントの電動ターボ冷凍機用として使用するだけでなく、系統を介して電力事業者に販売しています。また、本コージェネレーションからの廃熱蒸気、及び水管式ボイラー、炉筒煙管式ボイラーで発生した蒸気は、暖房・給湯用に供給する他、これら蒸気を熱源とする蒸気吸収式冷凍機で冷水を製造し、冷房用に供給しています。これにより、従来と比べ大幅な省エネルギー・CO2削減を実現する新しい環境調和型エネルギーシステムとなっています。
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地区の概要
新宿新都心地区では1971年(昭和46年)4月から地域冷暖房による熱の供給を開始しました。さらに、都庁の移転や新宿パークタワーの建設など当地の発展に対応するため、1990年に新宿地域冷暖房センターを増移設。現在の冷凍規模は59,000RTと世界最大級の規模をほこり、供給区域面積は33.2万m²、お客さま延床面積は220万m²に及びます。
システムの概要
ガスタービンコージェネレーション(8,500kW(2012年3月現在))を採用し、新宿パークタワービルへの電力特定供給、地冷センターの自家使用電力として利用しています。廃熱と水管式ボイラーで発生させた蒸気は、暖房・給湯用に減温、減圧して地区全体へ供給。また、この蒸気を熱源とする吸収式冷凍機と蒸気タービン・ターボ冷凍機で冷水を製造し、冷房用に供給しています。