導入事例

業種
計測機器メーカー
導入企業
旧・株式会社 山武商会様(現・アズビルトレーディング株式会社様)

JoyWatcher共有メモリを利用しLONWORKSのデータを収集
高信頼性が求められる中央管理室で導入

概 要
各データセンターの監視データを中央管理室で集中管理するシステムに、JoyWatcherをご導入いただいた事例です。
JoyWatcherの柔軟なシステム構築機能により、信頼性、各センターのデータ共通化と共有、システム異常の早期発見が可能となりました。

ご要望

ご提案

1.電源・空調の高信頼性
ユーザへ24時間、365日間安定した設備の提供をするために、提供側にとって電源(系統、電力)の管理、空調(温度、湿度)の管理は重要視されており、そのため監視システムに対する高信頼度が要求されています。
1.「高い信頼性」を実現するために
収集データを蓄積するマシン(情報管理サーバ)にはRAID機能を採用。
→HDDに不具合が発生してもデータの復旧可能としました。
2.各地区DCの共通性
全国各地に散在するDCは、建屋や床面積は異なるものの、設備の機能や構成などは共通性があり、またオペレータの操作性を統一するため、システムの共通性が求められます。
2.「各地区DCの共通性」を実現するために
各地区DCの設備の機能や構成は共通性があること、またJoyWatcherのn対n通信機能を活用し他地区DCも監視できることから各地区DCの監視PCシステムも同仕様としました。
3.広域ネットワークの構築
中央管理室で各地の状況を把握するのは言うまでもなく、各地区DCから他地区DCの監視を可能とするのが必要条件となります。
3.「広域ネットワーク」を実現するために
JoyWatcherのサーバ/クライアント機能(イーサーネット)とLONWORKSネットワークを採用。各DCの監視PCには、サーバとクライアントの2つの機能を持たせ、中央管理室の集中監視PCおよび各DCの監視PCから全てのDCの監視を可能としました。
4.設備異常応答のリアルタイム性
DCのユーザに稼働率の高い設備を提供するには、設備の異常警報に対する応答の即時性が求められます。
4.「リアルタイム性」を実現するために
各DCの装置に設置した計測機器と監視用PCをオープンネットワークLONWORKSで接続。

システム構成

各地区のDCデータを共有化

各DCでは、設備運転/警報信号/温度/湿度/電圧/電流のデータを「電力監視モジュール」で収集し、JoyWatcher共有メモリを使用したI/Oインターフェースを経由し、JoyWatcherサーバで監視PCに取り込みます。
JoyWatcherサーバが取り込んだデータは、JoyWatcherクライアント機能を使用し、中央管理室の集中監視PCや他DCの監視PCでの監視を可能としました。

ポイント/実績

汎用ツールとの連携、カスタマイズを

本事例は、JoyWatcherの特長である「汎用開発ツールとの親和性」を活かしたものと言えます。電力監視モジュールからのデータ取得部分はVisual Basicを用いてJoyWatcher共有メモリに書き込むことで実現しています。
また、イーサーネット上でのサーバー/クライアントによるデータの共有化もJoyWatcherならではの機能です。このように、JoyWatcherは開発するにあたっての自由度があるため、あらゆるシステムが構築できます。

その他の事例
導入までの2ステップ
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