導入事例

カルビーポテト(株)様

業  種
馬鈴薯およびその他の農産物の購入、貯蔵、物流、販売
馬鈴薯加工およびその他の農産物加工品の商品開発、製造販売
導入企業
カルビーポテト(株) 様
お話を伺った方
川西支所長駒形 康文 氏
  • 課題
    • 時間と労力がかかっていた貯蔵管理の業務負荷を改善したい
  • 解決策
    • 従来、週5日行っていた現場点検を半分程度の週1~3回程度にまで減らすことで
      働き方改革を実現
目指せ!世界のリーディングカンパニー最新DX!
JoyWatcherSuiteで実現する匠の技
~ 品質管理の匠【カルビーポテト】世界一のポテトカンパニーへの挑戦~
【カルビーポテト】老若男女、誰もが一度は食べた事のある、おやつの定番カルビーのポテトチップス。 当然、原料であるじゃがいもの品質管理には絶対の自信があります。しかしその自信の裏付けには、貯蔵担当者の方たちの地道な努力がありました。

じゃがいも貯蔵のプロが抱えていた悩み ~働き方改革~

カルビーポテトの本拠地北海道で最大規模の貯蔵量をほこる川西支所では、7つの貯蔵庫があり、収穫されたじゃがいもを翌年の夏まで保管しています。貯蔵担当者は、毎日それぞれの貯蔵庫へ足を運び、温度や湿度などの貯蔵庫内の環境を細かくチェックし、記録するのが重要な業務です。しかし、この作業には1倉庫あたり30分から1時間もの時間を要し、ピーク時には担当者二人で丸一日かかることもある重要な業務です。
川西支所長の駒形氏は「従来のやり方では、時間と労力がかかりすぎていました。貯蔵担当者は貯蔵管理のほかに、契約生産者への訪問や、メールでのやり取り、報告関係の業務も多く、業務全体の負担が相当に大きくなっていたのでこの点を、何とか解決したいと考えていました」と語ります。

見えない不安との闘い ~導入への懸念とJoyWatcherSuiteとの出会い~

ここ10年来カルビーポテトではデジタル化の必要性を強く感じていましたが、導入に対しては大きな不安を抱えていました。
「実際に自分の目で見て、五感で感じてみないと、本当に大丈夫なのか不安でした。貯蔵しているじゃがいもは、私たちの大切な資産ですから」と、駒形氏は当時の心境を語ります。また、建築時期により設備の異なる倉庫の監視形態の違いや倉庫システムはアメリカやヨーロッパ製が主流となり当然画面等すべてが英語、担当の方とも英語でのやり取りになり微妙な違いもなかなか表現が難しかった事も大きな懸念材料でした。そんな中、既存の設備を活かしながら、遠隔監視・操作を可能にするシステムである『JoyWatcherSuite』の存在を知ります。
「『JoyWatcherSuite』の魅力の一つは、既存の設備をそのまま活用できるという柔軟性でした。大規模な改修工事をせずに、アナログ操作を遠隔操作化できる点は、導入の決め手となりました」と、駒形氏は導入の決め手を語ります。 

導入から運用開始へ ~現場の声を反映したシステム構築~

JoyWatcherSuiteの画面を見ながら打合せ中の駒形氏
JoyWatcherSuite』の導入は大きな転換期となりました。 前出の通り、建築時期の違う工場ではそれぞれの時期によってアメリカ・ヨーロッパ製のシステムを使っていることもあり「導入当初は、操作に慣れない部分もありました。しかし、1年という歳月をかけてベンダーとの綿密な打ち合わせを重ねることで、課題を一つずつ解決していきました」と、駒形氏は導入当初を振り返ります。「先ほど述べた、目で見て五感で感じる部分は物理的な機械の故障もあるので0になることはありませんがデータで確認することで以前は週5日必要だった現場点検が、週1~3回程度にまで削減されました。空いた時間で、より多くの業務に集中できるようになりました」と、貯蔵担当者は導入効果を実感しています。また、従来は担当者しか把握していなかった貯蔵庫内の状況を、関係者全員で共有できるようになったことで、「業務の効率化が図れ、今までは繫忙期になるとなかなかまとまった休暇を取ることが難しかったが今ではしっかりと休暇も取れるようになりました」と駒形氏。続けて「『JoyWatcherSuite』は私たちの要望を柔軟に取り入れてくれるシステムです。運用者がシステムに合わせるのではなく、システムが私たちの業務に寄り添ってくれることに感動しました」と、駒形氏は『JoyWatcherSuite』の柔軟性を高く評価しています。

未来を見据えて ~更なる進化を遂げる~

JoyWatcherSuite』の導入により、時間を要していた貯蔵管理業務は劇的に変化しました。
今後のビジョンを聞くと「まずは、他の倉庫との互換性の問題もありますが、従業員が事務所にいながら各支所の各倉庫の状況をタブレット・スマホから確認できる状態にすること。ゆくゆくは在宅勤務でも確認できる日が来ると嬉しいですね。あとは今、紙で行っている倉庫の点検記録などを『JoyWatcherSuite』と連携させることで更なる業務効率化を目指していきたいと考えています」と駒形氏は今後の展望を語ります。
東京ガスJoy事業グループはこれからもSIパートナーさまと連携し導入から運用までの充実したサポート体制を提供していきます。『JoyWatcherSuite』は、DX化を推進し、お客さまの課題解決の実現に貢献します。

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