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2.東京イースト21

東京イースト21は、鹿島建設株式会社が所有するオフィス棟、ホテル棟、ビジネスセンター棟、モールからなる大型複合施設です。施設間のエネルギー面的有効活用と、電源の自立性において、日本でも有数のエネルギーネットワークを構築しています。

東京イースト21 写真

概要

建物

所在地 東京都江東区東陽町
建物用途 オフィス、ホテル、商業施設
竣工年月 1992年7月
延床面積 141,803m²
オフィス棟 約35,500m²
ホテル棟 約44,200m²
ビジネスセンター棟 約28,500m²
モール 約5,200m²

設備

名称 仕様
コージェネレーションシステム 350kW×2台
蒸気吸収冷凍機 1,408kW×2台
蒸気ボイラ 3,760kW×2台
ターボ冷凍機 1,584kW×3台
停電対応型高効率コージェネレーションシステム 700kW×1台
蒸気焚きジェネリンク 1,407kW×1台

特徴

  1. 電力供給の多様化、信頼性向上

    地震時の供給停止リスクの低い中圧ガスを利用した停電対応型高効率コージェネレーションシステムをビジネスセンター棟(地上4階建)屋上に設置し、さらに浸水リスクを回避したオールリスク対応を目指します。停電時においてもオフィス専有部へ電力供給できる計画となっています。 都市ガスによる発電比率が施設全体の1/4を占めるようになります。また、非常用自家発電設備も3,000kW用意されており、自立性の高い都市再生を実現しています。

    スマートエネルギーネットワークイメージ図
    東京イースト21 スマートエネルギーネットワーク図
  2. 停電時におけるコージェネレーションシステムの効果的な運転制御装置
    「ジェネスマート」の導入

    新設する700kWのコージェネレーションシステムとオフィス棟を結ぶ災害時自立電源系統を建設。
    オフィス棟の専用部を優先度の高い負荷と設定し、都市ガスの供給が継続する限り、コンセントや照明等に供給するシステム「ジェネスマート」を導入。さらに余力があれば、共用部の照明等にも電気を供給します。

    「ジェネスマート」の利点

    1. あらかじめ設定した優先度の高い負荷に電気を供給。
    2. 発電能力に余力がある場合には、その他の負荷にも電気を供給。
    3. 自立運転中にコージェネの発電余力がなくなった場合には、
      その他の負荷への電気の供給を遮断することで、コージェネの運転を継続。
    [ジェネスマートの利点] 従来のコージェネ:自立運転時には電気を供給する負荷を限定。・余力があっても他の負荷には送れない。[ジェネスマート導入時のコージェネ:予め設定した優先度の高い負荷に電気を供給。・余力がある場合は、その他の負荷にも供給が可能。・余力がないときには優先度の低い負荷を遮断。
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