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- 4.田町駅東口北地区
田町駅東口北地区では、港区の「田町駅東口北地区街づくりビジョン」(平成19年10月)に基づき、港区、愛育病院、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社、東京ガス等が官民連携し、エネルギーの面的利用や未利用エネルギー等の活用を行ったスマートエネルギーネットワークを構築し、 1990年比で45%のCO2削減を目指し、環境性・防災性に優れた複合市街地を形成します。
第一段階として、平成26年度より公共公益施設等に順次エネルギー供給を開始する予定です。
なお、本プロジェクトは取組の先進性が認められ、国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されております。
平成24年10月現在
児童福祉施設(改修)
公共公益施設
愛育病院
熱・電気・情報のネットワークを構築し、再生可能エネルギー・未利用エネルギーを積極活用するとともに、エネルギーの自立化・高効率化に向けガスコージェネレーションシステム(CGS)を導入したスマートエネルギーセンターより、熱・電気を効率的に供給します。また、停電時にも継続的な供給(一部)を行い、エネルギーセキュリティの向上を図ります。更に、ICTを活用し建物とスマートエネルギーセンターを連携し、エリア全体の最適制御・エネルギーの見える化を図ります。

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SENEMS(スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネジメントシステム)
による需給制御ICTを活用し、建物とスマートエネルギーセンターを連携し、エネルギー需給を一括管理・制御するSENEMSを開発します。
このSENEMSを活用し、外気状況・空調機等建物のエネルギー利用状況・熱源機の運転状況等を把握した上で、スマートエネルギーセンターから、リアルタイムに空調機制御を行う等による最適制御を行い、エリア全体の低炭素化を図ります。また、エネルギーの見える化による「スマートなエネルギー利用」を促します。 -
大規模な太陽熱等利用
地域特性を活かし、再開発地区で初めて大規模に太陽熱集熱器を設置し、CGS廃熱とあわせ、通年で空調に利用するとともに、歩行者に対し太陽熱利用の見せる化を行います。また、近傍の地下トンネル水を利用し、この温度特性を活かし、蒸気吸収ヒートポンプ等で熱利用する事により熱製造効率の効率化を図ります。更に、CGSにより太陽光発電の出力変動の平滑化を図り、商用電力系統への影響を最小限に留めます。
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エネルギーの継続供給
停電時にも、愛育病院に対し、100%の冷温熱を72時間以上供給するとともに、公共公益施設に対し、中圧ガスを活用したCGSにより電力を継続供給します。
- 愛育病院新生児科部長
加部 一彦 様
愛育病院のコメント
新病院は、周産期医療のみならず児童救急センター等の重要施設があり、冷温水等の安定・継続供給は必要不可欠のため、信頼性の高いエネルギーセンターから全量熱を受け入れます。また、エネルギー管理等一部アウトソースし、手間を省き、省エネ運転を実現するとともに、エネルギーセキュリティのアップを図ります。
港区のコメント
港区では、効率的な運転管理を行うために建物にBEMSを導入するとともに、設計段階から建物とエネルギーセンターとを連携したシステム(SENEMS)を構築してきており、エネルギーセンターのSENEMSで建物の空調機等を自動制御できるようにし、省CO2まちづくりを実現します。