日立グループが掲げている「Inspire the Next」の精神は「次なる時代に新しい息吹を与え続ける」ことであり今回話を聞いたシステムソリューション課の伊賀氏は事業立ち上げ当時をこう振り返り、「もともと各種電気工事、制御盤の設計製作を得意としており、システムの設計、施工、保守の仕事は受けていましたが、実際の開発・運用はグループ企業や協力企業を中心に進めていくことが多く、このままでは本当の意味でのお客さまに信頼されるベスト・ソリューション・パートナーになれるのか?という不安がありました。」そのような課題感から事業成長のための更なる付加価値の提供手段を検討した結果、SCADA事業の立ち上げとなり「国産」でありかつ「サポート」がしっかりしていて「シェア」が高いという理由から『JoyWatcherSuite』の導入に至りました。続けて伊賀氏は「海外製のSCADA等の選択肢もありましたが、北海道という土地柄システムエンジニアの数も不足しており開発・運用までを道内で完結させるのは難しく、国産でシェア率も高い『JoyWatcherSuite』であればサポート体制もしっかりとしており、迅速に対応してくれるという期待感もありました。」と話します。
カルビーポテト様の実現したいことは貯蔵庫管理の効率化であり、現場のSCADAシステムの数値を離れた事務所から遠隔で確認するニーズも持たれていました。拡張性の高い『JoyWatcherSuite』にはWebkitというオプションツールもあり、カルビーポテト様の遠隔監視ニーズに応えられるものでした。伊賀氏は先方担当者との綿密な打ち合わせ・開発・運用を繰り返し行い一度エラーが起きればその日のうちに解決するというスタンスで信頼関係を築き上げていきました。「自社施設へ導入をした時からサポートの迅速かつ適切な回答には助けられていたが、Webkit導入にあたっても本当に助けられました。」と伊賀氏。そして「運用開始1年が経ち今後はタブレット・スマートフォンからの確認や確認帳票の電子化と今後の展開を話します。
今後、システムソリューション課としては「エンジニアの増員とクラウド化」がカギを握ると伊賀氏。
現在もエンジニアは伊賀氏も含めると複数人体制で業務にあたっていますが、春から伊賀氏直属の新人が配属になり目下育成に取り掛かっている最中です。
「人材育成は自社内での育成だけではなく東京ガスの開催する技術セミナー・技術交流会等の活用も考えていきます。そのためにSIパートナー契約の締結も念頭において進めていこうと思っています。」と伊賀氏。
また同時にデータ管理のクラウド化も進めていきたい。と話します。「イニシャルコストよりもランニングコストを気にされるユーザーのお客さまにとってベストなパフォーマンスを発揮できる提案が出来るようにしていきたいと思います。」と今後の展望を話します。クラウド接続用オプションツールであるJoyCloudConnect等の更なる貢献に期待します。
※SIパートナー制度
SIパートナーとしてスタートしようとする企業さまの導入から運用までのトータルサポート・お客さまの課題解決に貢献していきます。
●開発環境の寄与
『JoyWatcherSuite』開発版を貸出致します。パートナー様は貸与物にて開発を行うことが可能です。
●充実したサポート
製品のテクニカルサポートを無料にて受けたまります。また、有償セミナー (ビギナーズコース)を初回のみ無償にて受け付けます。
●SI案件のご紹介
『JoyWatcherSuite』の販売元である東京ガス(株) からお客さまを、ご紹介できる場合があります。 また、HPにSIパートナー様の連絡先およびHPを記載できますので、直接のお引き合いが増えるケースもあります。
IGNITURE(イグニチャー) は、エネルギーの枠を超え、未来に向けて先進的で多様なソリューションを 通じてお客さま課題の解決を目指す、東京ガス・TGESのソリューション事業ブランドです。