プロの料理人の方向け、料理業界を代表する一流シェフが講師
有名シェフのレシピ集
ホテルの総料理長や、有名店のオーナーシェフが、「BO!料理セミナー」で披露したとっておきのレシピをお教えします。(協力:フランス料理文化センター)
蕪と九条葱のヴルール
Crème de velours “kabura et Kujô negi”
- 材料(10〜20人分)
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- 蕪(大:剥き) 2kg
- バター 200g
- フォンドヴォライユ 1L
- 45%生クリーム 300cc
- フルール ド セル 少量
- 九条葱(青みの部分使用) 300g
- オリーブオイル エクストラバージン(プロヴァンス) 250cc
- 牛乳のムース 適量
- セルフィーユ 適量
- 作り方
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- 蕪は水洗いした後、茎との付け根の芯の部分を取り除く。赤く色付いている部分のみ皮をむき、薄くスライスする。
- 鍋にバターを溶かし、1を加えてゆっくり炒める。
- フォンドヴォライユを加え、バター紙を落とし、ゆっくりと約30分間煮る。
- 柔らかくなったら漉し、煮汁と蕪に分け、煮汁は1/3の量になるまで煮詰めておく。蕪は、ミキサーに入れて回し、煮汁を加えながらピュレにする。
- 鍋に移し、生クリームを加え、フルールドセルで味を調える。
- 九条葱の緑の部分のみ塩を加えた湯でブランシールし、冷やす。水気を切りミキサーにかけ、オリーブオイルを加えてクーリーを作る。
- 蕪のスープを2等分し、半分に九条葱のクーリーを混ぜてミキサーで回し、白と緑の2色のヴルールを作る。
- 器の中央に仕切りをさし、2色同時に流し込み、中央に牛乳のムースをのせて、セルフイーユを飾る。
黒胡椒でスモークしたF1X
Fumée de Contre-Filet「F1X」au Poivre Noir
- 材料(15人分)
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- F1Xのコントルフィレ 17cm×17cm×4cm
- ディジョンマスタード 適量
- 黒胡椒のエクラゼ 適量
- レフォールラペ 1本
- グラニュー糖 適量
- リンゴ酢 適量
- 牛脂のクロッカン 1人10個
- じゃが芋のデ(四角く切ったもの) 1人20粒
- クレソン 1人3枚
- 《赤ワインビネガーのコンフィ》
- プティシェフ 200g
- グラニュー糖 70g
- 黒粒胡椒 10g
- プティシェフ 70cc
- コーンスターチ 適量
プティシェフとグラニュー糖を60ccまで煮詰め、熱く炒った黒粒胡椒を加え香りを移す。粗熱がとれたら生ワインビネガーを加え、常温に冷ましたら黒胡椒を漉す。コーンスターチでリエする。
- 作り方
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- 砕いた黒粒胡椒を網で漉し、細かい胡椒は取り除いておく。
- レフォールは荒目の卸し金ですりおろし、グラニュー糖とリンゴ酢をふりかけ、包丁の背で叩き辛味を出す。
- 牛ロースを寸法に切り、全体にマスタードをハケでたっぷりと塗る。
- 3に1をまんべんなくはり付け、アルミホイルでピチっと包む。
- 鉄のフライパン(薄手)をあつく熱し、4を6面、各1分間ずつ焼きつける。芯温を50℃に保ちながら、熱成とルポゼを繰り返し焼き上げる。(約2時間)
- 牛脂を2cm角に切り、リソレして牛脂のクロッカンを作り、塩をふる。じゃが芋はカリッとフリチュールし、牛脂クロッカンとガルニチュールとして散らす。
- 盛り付け時、まわりの黒粒胡椒はきれいに取り除き、一人厚さ5〜6mmに切り分ける。皿にヴィネーグルコンフィでラインを引き、牛肉を盛りつけ、フルールドセルを振る。レフォールとクレソンを添えて供する。
タルトタタン
Tarte tatin
- 材料(20人分)
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- りんご 10個
- レモン汁 1個分
- グラニュー糖 350g
- 澄ましバター 適量
- バニラエッセンス 適量
- 《パートサブレ》
- 無塩バター 120g
- 塩 2g
- 粉糖 55g
- アーモンドパウダー 55g
- 全卵 45g
- 薄力粉 225g
- 作り方
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- [パートサブレを作る]フードプロセッサーにバターと塩を入れ、攪拌させる。
- 粉糖とアーモンドパウダーを合わせておき、1に加え、攪拌する。
- 2に全卵をつなぐように、少しずつ加えながら、攪拌する。
- 3に薄力粉を加え、全体を混ぜ合わせる。(グルテンが出ないように、攪拌に注意する。)
- ひと塊にし、冷蔵庫で1日ねかせる。
- [林檎のタルトを作る]林檎は芯を抜き、皮を剥き、1cmの厚さに輪切りにする。
- 鍋(銅ソテーパン/直径28cm)に澄ましバターを塗り、グラニュー糖300gを鍋底にしきつめる。
- 輪切りにした林檎を重ねながら、並べてゆき、一層ごとに、澄ましバターとバニラエッセンスを振りかける。
- 並べ終えたら、一番上の層の表面に、バニラエッセンスと澄ましバター、残りのグラニュー糖50gを振りかけ、アルミホイルをかぶせ200℃のオーブンで2時間30分火を入れる。
- 荒熱をとり、鍋のまま、冷蔵庫で数時間ねかせる。
- 鍋の大きさにパートサブレをのばし、冷蔵庫で半日ねかせた後、200℃のオーブンで8〜10分間生地を焼く。
- 焼きあがったサブレを10の鍋にかぶせ、鍋を直火にかけ、鍋底のキャラメルをとかし、ひっくり返す。
- 人数分にカットし、生クリームを添えて供する。