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プロの料理人の方向け、料理業界を代表する一流シェフが講師

有名シェフのレシピ集

ホテルの総料理長や、有名店のオーナーシェフが、「BO!料理セミナー」で披露したとっておきのレシピをお教えします。(協力:フランス料理文化センター)

第10回/MUSEE du KITAOKA プティポワン オーナーシェフ 北岡尚信氏MUSEE du KITAOKA プティポワン オーナーシェフ 北岡尚信氏

蕪と九条葱のヴルール
Crème de velours “kabura et Kujô negi”

蕪と九条葱のヴルール

材料(10〜20人分)
  • (大:剥き) 2kg
  • バター 200g
  • フォンドヴォライユ 1L
  • 45%生クリーム 300cc
  • フルール ド セル 少量
  • 九条葱(青みの部分使用) 300g
  • オリーブオイル エクストラバージン(プロヴァンス) 250cc
  • 牛乳のムース 適量
  • セルフィーユ 適量
作り方
  1. 蕪は水洗いした後、茎との付け根の芯の部分を取り除く。赤く色付いている部分のみ皮をむき、薄くスライスする。
  2. 鍋にバターを溶かし、1を加えてゆっくり炒める。
  3. フォンドヴォライユを加え、バター紙を落とし、ゆっくりと約30分間煮る。
  4. 柔らかくなったら漉し、煮汁と蕪に分け、煮汁は1/3の量になるまで煮詰めておく。蕪は、ミキサーに入れて回し、煮汁を加えながらピュレにする。
  5. 鍋に移し、生クリームを加え、フルールドセルで味を調える。
  6. 九条葱の緑の部分のみ塩を加えた湯でブランシールし、冷やす。水気を切りミキサーにかけ、オリーブオイルを加えてクーリーを作る。
  7. 蕪のスープを2等分し、半分に九条葱のクーリーを混ぜてミキサーで回し、白と緑の2色のヴルールを作る。
  8. 器の中央に仕切りをさし、2色同時に流し込み、中央に牛乳のムースをのせて、セルフイーユを飾る。

黒胡椒でスモークしたF1X
Fumée de Contre-Filet「F1X」au Poivre Noir

黒胡椒でスモークしたF1X

材料(15人分)
  • F1Xのコントルフィレ 17cm×17cm×4cm
  • ディジョンマスタード 適量
  • 黒胡椒のエクラゼ 適量
  • レフォールラペ 1本
  • グラニュー糖 適量
  • リンゴ酢 適量
  • 牛脂のクロッカン 1人10個
  • じゃが芋のデ(四角く切ったもの) 1人20粒
  • クレソン 1人3枚
  • 《赤ワインビネガーのコンフィ》
    • プティシェフ 200g
    • グラニュー糖 70g
    • 黒粒胡椒 10g
    • プティシェフ 70cc
    • コーンスターチ 適量

    プティシェフとグラニュー糖を60ccまで煮詰め、熱く炒った黒粒胡椒を加え香りを移す。粗熱がとれたら生ワインビネガーを加え、常温に冷ましたら黒胡椒を漉す。コーンスターチでリエする。

作り方
  1. 砕いた黒粒胡椒を網で漉し、細かい胡椒は取り除いておく。
  2. レフォールは荒目の卸し金ですりおろし、グラニュー糖とリンゴ酢をふりかけ、包丁の背で叩き辛味を出す。
  3. 牛ロースを寸法に切り、全体にマスタードをハケでたっぷりと塗る。
  4. 31をまんべんなくはり付け、アルミホイルでピチっと包む。
  5. 鉄のフライパン(薄手)をあつく熱し、4を6面、各1分間ずつ焼きつける。芯温を50℃に保ちながら、熱成とルポゼを繰り返し焼き上げる。(約2時間)
  6. 牛脂を2cm角に切り、リソレして牛脂のクロッカンを作り、塩をふる。じゃが芋はカリッとフリチュールし、牛脂クロッカンとガルニチュールとして散らす。
  7. 盛り付け時、まわりの黒粒胡椒はきれいに取り除き、一人厚さ5〜6mmに切り分ける。皿にヴィネーグルコンフィでラインを引き、牛肉を盛りつけ、フルールドセルを振る。レフォールとクレソンを添えて供する。

タルトタタン
Tarte tatin

タルトタタン

材料(20人分)
  • りんご 10個
  • レモン汁 1個分
  • グラニュー糖 350g
  • 澄ましバター 適量
  • バニラエッセンス 適量
  • 《パートサブレ》
    • 無塩バター 120g
    • 2g
    • 粉糖 55g
    • アーモンドパウダー 55g
    • 全卵 45g
    • 薄力粉 225g
作り方
  1. [パートサブレを作る]フードプロセッサーにバターと塩を入れ、攪拌させる。
  2. 粉糖とアーモンドパウダーを合わせておき、1に加え、攪拌する。
  3. 2に全卵をつなぐように、少しずつ加えながら、攪拌する。
  4. 3に薄力粉を加え、全体を混ぜ合わせる。(グルテンが出ないように、攪拌に注意する。)
  5. ひと塊にし、冷蔵庫で1日ねかせる。
  6. [林檎のタルトを作る]林檎は芯を抜き、皮を剥き、1cmの厚さに輪切りにする。
  7. 鍋(銅ソテーパン/直径28cm)に澄ましバターを塗り、グラニュー糖300gを鍋底にしきつめる。
  8. 輪切りにした林檎を重ねながら、並べてゆき、一層ごとに、澄ましバターとバニラエッセンスを振りかける。
  9. 並べ終えたら、一番上の層の表面に、バニラエッセンスと澄ましバター、残りのグラニュー糖50gを振りかけ、アルミホイルをかぶせ200℃のオーブンで2時間30分火を入れる。
  10. 荒熱をとり、鍋のまま、冷蔵庫で数時間ねかせる。
  11. 鍋の大きさにパートサブレをのばし、冷蔵庫で半日ねかせた後、200℃のオーブンで8〜10分間生地を焼く。
  12. 焼きあがったサブレを10の鍋にかぶせ、鍋を直火にかけ、鍋底のキャラメルをとかし、ひっくり返す。
  13. 人数分にカットし、生クリームを添えて供する。

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