【2023年最新】飲食店の効果的な集客方法とは?おすすめツールを交えて徹底解説!

2023年1月30日

公開日:2023年1月30日
飲食店を経営する方のなかには「新規顧客の集客がうまくいかない」「なかなか固定客がつかない」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
飲食店の経営を考えれば、新規顧客を呼び込み、できるだけ多くの固定客・リピーターを獲得したいものです。

この記事では、飲食店の効果的な集客方法から、集客でよくあるお悩みと解決策、無料ですぐに導入できる集客ツールまで、徹底解説します。今日からの集客にお役立てください。

目次

1. 飲食店の効果的な集客方法・コツ

飲食店にとって効果的な集客方法は、5つあります。
手段によって新規顧客向きの集客方法か・既存顧客向きの集客方法かが異なりますので、一通り確認しておきましょう。
1-1. 【個性を押し出す】コンセプトをアピールする
新規顧客向けにおすすめの集客方法として「コンセプトを明確にして、しっかりアピールする」ことが挙げられます。
それというのも、お客さまが「どこかよさそうなお店はないかな」と飲食店を調べるときに、以下の点を気にすることが多いためです。

<お店を調べるときに気になるポイント>
  • 飲食店の雰囲気……自分が入店しても居心地の悪い思いをせずに済みそうか、目的(食事・休憩・勉強)が達成できそうか
  • 料理の方向性……自分の好みの料理がありそうか、価格帯や量が合うか
  • スタッフの人柄……自分の好む接客のお店か(コミュニケーションを積極的に取る・取らない、活発・落ち着くなど)
  • 客層のタイプ……一人客向けか団体客向けか、男性メインか女性メインか、若年層向けか大人向けかなど
お店のコンセプトがわかれば判断がしやすく、マッチするお客さまは「行ってみようかな」と思いやすいでしょう。
コンセプトを明確にして情報を発信しておくと「安心して入れるお店」と判断され、集客に役立つはずです。
1-2. 【新規顧客ゲット】店頭アピールを充実させる
街中には数多くの飲食店が軒を連ねており、そのなかからお客さまの来店を勝ち取るのは難しいと考えがちです。
しかし実際にお店のことを認識してもらえれば、来店する可能性はぐっと高まります。
たとえば、お店の入り口にボードや案内板を出したり、目立つ看板を出したりするのもよいでしょう。

飲食店側からいくら情報発信をしても、お客さまに認識してもらえなければ意味がありません。
近辺にある飲食店のアピール方法も考慮しながら「その場所で」「自店こそが」目立つアピール方法を考えてみましょう。
1-3. 【リピート頻度アップ】スタンプカードを配布する
既存顧客・新規顧客どちらにも効果的な集客方法なら、スタンプカードやポイントカードを配布するのもおすすめです。
お客さまのなかには「おいしいものをできるだけお得に楽しみたい」と考えている方も多いでしょう。
利用すれば定期的にお得になる仕組みを作っておけば、再来店の動機付けになります。

加えてカードを配布することで、ふとしたときに店名が目に入り「久しぶりにあのお店で食事を取ろうか」と思ってもらえる可能性も。
再来店・定期的な利用を促すことで、集客ツールとして有効に働くでしょう。
集客ツールについては後ほど詳しくご紹介しますので、あわせてご確認ください。
1-4. 【お店の認知度アップ】SNSを有効活用する
スマートフォンが普及した現代では、SNSの投稿をチェックして飲食店を探す方も増えています。
SNSなら地域を問わず情報を伝えられ、広域的かつ高い集客効果が見込めるでしょう。

ただし、どのSNSを活用するかにより、情報を届けられる層は変わってきます。
アピールしたいターゲット層・年代を明確にしておき、適切なSNSを活用して情報発信をすることが大切です。
SNSの種類と特徴については、後ほど詳しくご紹介します。
1-5. 【MEO対策】Googleマップに最適化する
「Googleマップに最適化するとは、どういうこと?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
これは、地名+キーワード(例:料理名)で検索した際に、上位表示されるための取り組みをいいます。

公式ホームページをGoogleに紐づけ、Googleビジネスプロフィールを登録し、対策します。
これはMEO対策とも呼ばれ、近隣にお住まいの方・その地域へ来ている方へ高い集客効果を発揮するのが特徴です。
とくにお店の存在を知らなかった方や、新規顧客を獲得するのに役立つでしょう。

2. 飲食店の集客でよくあるお悩みと解決策

飲食店にとって効果的な集客方法と一口にいっても、悩み・課題に応じてそれぞれ別の解決策があります。
さまざまな対策に着手して方向性を見失ったり、一時しのぎの対策で終わらせたりしないためには、抱える悩み・課題を正しく把握しておくことが重要です。
飲食店が抱える主な集客の悩みを3つ解説しますので、どの悩み・課題を解決したいのかをはっきりさせておきましょう。
2-1. 平日の集客に苦戦している
飲食店が抱える主な悩みのひとつとして「平日にお客さまが来てくれない」ことが挙げられます。
とくに郊外にある飲食店の場合は、その傾向が強いはずです。

こうした悩みがある場合は平日にも来店したくなる仕掛けを作るのをおすすめします。
たとえば以下のようなキャンペーンを開催し、各種集客ツールを通じて告知すれば、しっかりとした手ごたえを感じられるはずです。

<平日の来店を増やすキャンペーン例>
  • 毎週○曜日はポイント2倍
  • 平日限定ランチを用意する
  • 平日に限り割引キャンペーンを実施する
2-2. 新規顧客を獲得しにくい
「新規顧客を増やしたいのに、なかなか来店してもらえない」といった悩みも多く見られます。
なかには、お客さまがお店の前で立ち止まってはくれるものの、入店するには至らないといった場合もあるでしょう。

その場合は、お客さまが「安心して利用できるお店だ」「入って損をしなさそうな(味の好み・雰囲気・価格帯が合っているなど)お店だ」といった印象を持てる、判断材料(メニューや価格が記載された立て看板など)を用意するのがおすすめです。
立地や人通りを踏まえ、オンラインツール・オフラインでのアピールをうまく使い分けて、お店について発信しましょう。
2-3. リピーターが増えないもしくはリピートにつながらない
「お客さまが来店してくれても、再来店につながらない」という悩みも多いはずです。
その場合は、再来店したくなるような仕掛け作りをする必要があります。
たとえば以下のように、お客さまがまた行きたいと思える情報を届けたり再来店の動機付けになるものを用意したりすると、リピートにつながる可能性がアップするでしょう。

<リピートにつながる仕掛け>
  • 連絡先を獲得し情報を配信する……期間限定メニューやクーポンなど、魅力的でお得な情報を届けて再来店の動機付けにつなげる
  • 会員制度を活用する……お得になる仕組みがあれば、再来店の動機付けがしやすくなる

3. 【無料8選・有料8選】飲食店の集客に効果的なツール

冒頭で、抱える悩みに応じて適切な対策・集客方法を選ぶことが大切とお伝えしました。
しかし集客ツールには、無料のものと有料のものがあり、どれを使うべきか悩んでしまうのではないでしょうか。
そこで、無料のおすすめ集客ツール・有料のおすすめ集客ツールをそれぞれ詳しくご紹介します。

自身のお店の顧客層やメリット・デメリットなどを参照し、導入を検討してみてください。
3-1. 導入費無料で活用できる集客ツール
はじめに、導入費無料の集客ツールについて確認しましょう。
利用者層やアピール方法を重点的にチェックし、自店に合うツールを見つけてみてください。

3-1-1. よりみちパスポート
  内容
メリット
  • 個人客・少人数客の集客がしやすい
  • 導入費用・加盟店登録費・継続費・広告費等は一切不要のため、導入しやすい
  • 特別な設備・準備なく導入できる
デメリット
  • ドリンクを1杯無料にしなければならない(ドリンク1杯分の原価を負担)
よりみちパスポート」は、ふらっとよりみちして飲食したい方を集客するのに役立つツールです。
加盟に際して、導入費用・加盟店登録費・継続費・広告費等は一切不要。
飲食店さまは「よりみちパスポート」のアプリ画面を提示されたら1杯ドリンクを無料にするだけ(※)の、シンプルなサービスとなっています。
※660円(税込)以下のドリンクまたはお店の指定するドリンクの提供。ほか「来店者一人当たり1,100円(税込)以上の会計」など利用条件あり

とくに「少しだけ飲みたい」「ふらっと飲みに寄りたい」といった、新規個人客の集客に役立つでしょう。
よりみちパスポート」については、後ほど詳しくご説明します。
3-1-2. Instagram(インスタグラム)
  内容
メリット
  • 視覚的に「美味しさ」を伝えられる
  • ハッシュタグ(#)で多くの方へ情報を伝えられる
  • 「映える」写真を撮影できれば、情報が拡散されやすい
デメリット
  • 「美味しそう」「映えそう」と思われる写真撮影が大変
  • メニューに「美味しい」のほか「映える」要素が必要不可欠
  • 流行に左右されやすい
Instagramは、主に写真や動画をアップするためのSNSです。
視覚的にアプローチできるため、人々の印象に残りやすいという特徴があります。
もう一つ特徴的な点として、多くのハッシュタグをつけて投稿できるため、キーワードをもとにお店を見つけてもらいやすいのも大きなメリットといえるでしょう。

加えてInstagramは、若年層や女性へアピールしたい場合に効果的なツールだといわれています。
現に10代~20代では70%以上の方が、30代~40代も50%以上の方がInstagramを利用しています。(※)
若年層・中年層をターゲットにしている飲食店にとって、導入メリットの大きい集客ツールといえるでしょう。
※参照:総務省「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

定期的に「映える」写真や動画をアップしたり、ハッシュタグを活用したキャンペーンを開催したり、ターゲット層に「刺さる」ことを企画してみましょう。
3-1-3. Facebook(フェイスブック)
内容
メリット
  • 実名登録制のSNSで、情報の信頼性が高い
  • 30代~40代のビジネスパーソンの使用率が高い
デメリット
  • 拡散力が弱め
Facebookの強みは、第一に「発信された情報の信頼性が高いこと」です。
実名登録が前提条件のため「友人・知人が評価した飲食店」「友人・知人が実際に足を運んだ飲食店」ということがわかります。
来店してくれたお客さまが自店のことを投稿してくれることで、信頼性が高く効果的な集客ツールとなるでしょう。

またFacebookは、写真投稿をすれば視覚的な訴求も可能です。
ビジネスパーソンの利用が多い(※)ことを踏まえても、見映えがするうえ美味しいお店とわかる投稿をすれば、社内外の食事で使ってもらえる可能性が高まるでしょう。
※参照:総務省「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
3-1-4. Twitter(ツイッター)
  内容
メリット
  • 情報の拡散力が強い
  • ほかのSNS投稿をシェアするといった、クロスメディア的な使い方をしやすい
  • 文章がメインのため、写真や動画を撮影する負担が少ない
  • 飲食店のアカウントでお客さまの投稿に「リツイート」や「いいね」で反応でき、キャンペーンを盛り上げられる
デメリット
  • 情報の拡散力が強く炎上する可能性もある
  • フォロワーを増やしコミュニケーションを取る・定期的に投稿するなど、認識してもらうための努力が欠かせない
Twitterは、拡散力が強い・利用者の年代が広いうえ、普及率も高いことが特徴のSNSです。
投稿(ツイート)は以下のように多様な経路で拡散されることで、地域・年代・属性に関わらず、広く情報を伝えられるでしょう。

<Twitterの情報伝達・拡散の手段>
  • アカウントのフォロー
  • リツイート・引用リツイート
  • いいね
  • 検索・ハッシュタグ
  • おすすめツイートによる表示
  • Twitter広告
Twitterは利用者の年齢層が以下のように幅広く、普及率も高いのが特徴です。
そのため、導入して損のない集客ツールといえるでしょう。

<Twitterの普及率>
  • 10代……67.4%
  • 20代……78.6%
  • 30代……57.9%
  • 40代……44.8%
  • 50代……34.3%
  • 60代……14.1%
参照:総務省「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
3-1-5. LINE(ライン)
内容
メリット
  • お客さま個人へダイレクトに情報を届けられる
  • お客さま個人とのやり取りがトークルームに残る
  • メールアドレスを取得する必要がない
  • すでに利用している方が多い
デメリット
  • メッセージ通知が多すぎると、煩わしく感じてブロックされる可能性がある
  • 機種変更時の引継ぎに失敗して、突然連絡がつかなくなる可能性もある
お客さま個人へ直接かつ気軽なやり取りをするなら、LINE公式アカウントを活用するのがおすすめです。
SNSのなかでトップの普及率を誇るLINEは、どの年代にとっても、もっともストレスなく登録してもらえる集客ツールといえます。
店内にQRコードを設置しておき、登録時にクーポンやスタンプを配布すれば、お客さまも気軽に登録できるでしょう。

またLINEの場合、個別のトークルームで一対一のやり取りが可能です。
それにより「前回来店から○か月たっているお客さま」「女性のお客さま」「いつも団体でご利用いただくお客さま」など、属性にあわせた集客アプローチがしやすいのも大きなメリットです。
若年層からシニア層まで、さまざまな属性のお客さまを迎える飲食店さまは、LINEから導入をはじめてみるのがよいでしょう。
3-1-6. YouTube(ユーチューブ)
内容
メリット
  • 映像でお店の雰囲気・スタッフの人となりを伝えられる
  • 音や動きにより、料理のシズル感(みずみずしさ・おいしそうと思われる要素)が伝わりやすい
  • ユーザーが多い
デメリット
  • 動画やサムネイル用画像を編集する手間がかかる場合もある
YouTubeは、全世代にわたり、男性女性ともに多くの方が活用しているメジャーなSNSです。
動画をアップロードすればお店の雰囲気・料理の音などを伝えられ、集客に大いに役立ちます。

ただし、長時間の動画をアップロードするには「動画編集スキル」「画像作成スキル」などが求められる点に注意しましょう。
そうしたスキルがない・編集ソフトがないといった場合は、1分以内の「ショート動画」の活用も可能です。
詳細はアカウントや動画の概要欄に記載し、動画は料理の音や特徴を紹介するにとどめるといった形でアップロードしていくのもよいかもしれません。

露出を増やしたい・新規顧客を獲得したいといった場合は、YouTubeの利用も検討しておきましょう。
3-1-7. Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)
内容
メリット
  • Googleマップや検索結果で表示されやすくなる
  • MEO対策になる
デメリット
  • 同時に表示された近隣の飲食店と比較されやすい
Googleビジネスプロフィールは、Googleによるビジネスオーナー向けのサービスです。
登録すれば、Googleマップ・Google検索上に表示されやすくなるといったメリットが得られます。

Googleビジネスプロフィールを登録しておけば、近隣で感じのよい飲食店を探している方・通りがかりで食事できるお店を探している方・近隣のホテルに宿泊している旅行者など、新規顧客を集客するのに役立つでしょう。
3-1-8. 口コミ投稿サイト
内容
メリット
  • ホームページがなくてもお店の情報を伝えられる
  • 飲食店を探しているお客さまが能動的にアクセスするため、集客力が高い
デメリット
  • より優位に掲載したいと思った場合は、有料プランを活用する必要がある
  • 掲載すること自体にコストがかかる口コミサイトもある
  • 信頼度が減少傾向にある
ぐるなび・食べログなどの口コミ投稿サイト(グルメサイト)は、飲食店を積極的に探しているお客さまを集客するのに役立ちます。
わざわざホームページを開設せずとも情報発信ができるため、すぐに集客をはじめられるのも嬉しいメリットといえるでしょう。

ただし、寄せられる口コミに関してお客さま側は「サクラレビューなのではないか」、飲食店側は「主観的・悪意的なコメントが寄せられて評価が下がるのではないか」といった不安・お悩みもあり、信頼度が低下している現状もあります(※)。
とはいえ、お店選びの参考や予約の場としてまだまだ活用されているため、導入するメリットは大きいといえるでしょう。

※参考:TableCheck「【第3回グルメサイト意識調査】加速するグルメサイト離れ。「Google」利用率トップに。「食べログ敗訴は妥当」、飲食店で多数派
3-2. 有料で活用できる集客ツール
次に、有料で利用できる集客ツールについて確認しましょう。
8種類ご紹介するため、ひととおりチェックし、どのツールが合いそうか確認してみてください。
3-2-1. ホームページ
内容
メリット
  • お店の情報を十分に伝えられる
  • ブランディングに役立つ
  • コラム連載で身近に感じてもらえる
  • ホームページ経由で予約が入る可能性がある
  • 安心感を抱いてもらえる
デメリット
  • 更新作業に手間と時間がかかる
  • サーバー代がかかる場合もある
  • SEO(検索時に上位表示されるための工夫)が必要なケースも多い
ホームページがあるだけで、お客さまは「きちんとしたお店」といった印象を抱き、安心して来店できるようになります。
たとえばお店の方針やメニュー・料金をチェックできたり、店主の人柄について知ったり、得られる情報が多いためです。

ただしアクセス数を増やすには、こまめな更新作業や検索時に上位表示されるような工夫(SEO)が必要となります。
SEOが難しい場合は、SNSと紐づけることでアクセスを増やすことも可能です。
工夫を凝らして、お店について知ってもらう入り口としてホームページを作成しましょう。
3-2-2. Web広告
  内容
メリット
  • SEOをしなくても、検索した人に見てもらえる
  • ターゲット層や地域を指定して表示できる
  • 表示する時間を選べる
デメリット
  • 料金がクリックごとに発生するため、まとまったコストがかかる場合もある
  • 表示するキーワードによっては、1クリック数千円などコストがかさむ場合もある
  • なかには「リスティング広告=詐欺」のイメージを持つ人もいる
Web広告(リスティング広告)は、SEOに頼らない上位表示方法です。
お金はかかるものの、検索したお客さまが目にしやすい場所へ、自店のページを表示できます。
「ホームページを作ってもなかなか更新できない」「一定数のアクセスを確保できない」といったときに活用するのがよいでしょう。
3-2-3. メールマガジン
内容
メリット
  • 定期的に連絡し、再来店を促せる
  • お得なクーポンの配信や、新商品の案内なども簡単
  • 配信による効果測定ができる
デメリット
  • メールアドレスを入手するのが難しい
  • 迷惑メールに分類されて届かなかったり、きちんと届いてもわざわざ開封して読んでもらえなかったりする
メールマガジンは、既存顧客の再来店を促すのに役立つ集客ツールです。
定期的に案内を送ることでお店のことを忘れずにいてもらえ、「久々に行こうかな」と思ってもらえるきっかけづくりができます。
しかし迷惑メールに振り分けられたり、届いても読まれなかったりする可能性があることは把握しておきましょう。

また有料サービスのなかには「メールの到達率向上に役立つ工夫がされているもの」「HTMLメールが簡単に作れるもの」なども。
より確実に読んでもらえる、効果的なメールマガジンを配信したい場合は、有料プランを検討するのもよいでしょう。
3-2-4. チラシ
  内容
メリット
  • 地域にお住まいで、固定客になってくれる見込みの高いお客さまにフォーカスしてアピールできる
  • クーポンをつけて配布できる
  • ノベルティ付きで配布すれば記憶に残りやすくなり、集客効果が高まる
デメリット
  • ポスティングする手間がかかる
  • チラシの作成費用がかかる
お店の周辺の住宅へ、チラシをポスティングするのもよいでしょう。
チラシにクーポンやノベルティをつけてポスティングすれば、1回目の来店につながる可能性も高まります。

しかし、チラシによるPRは一度で効果の出るものではありません。
何度もポスティングを繰り返し、徐々に馴染みを持ってもらい、集客へつなげましょう。
ただしその際の印刷代・人件費または労力などがかかることは、デメリットとして把握しておく必要があります。
3-2-5. 看板
内容
メリット
  • お店の場所を主張できる
  • 個性・名物などをアピールできる
  • お店の存在を認識してもらうきっかけになる
デメリット
  • ボードタイプの看板の場合、毎日の書き換えが手間に感じる場合がある
  • 大きな看板を出す場合は、費用がかさみやすい
  • 夜も目立つものにするなら、電気代がかかる
看板を出せば、お店の場所や名物料理・コース料金・おすすめポイントなどをアピールできます。
たとえば、外壁に設置するような大きな看板を出した場合は、遠くからでも人目を引くでしょう。
一方黒板のボードタイプの看板を出せば、日替わりメニューやイチオシメニューをアピールでき、入店を促すのに役立つはずです。

予算やアピールしたい内容(店名・商品・コース・料金)、周囲の環境に応じて、どのタイプの看板を出すかを考慮しましょう。
3-2-6. スタンプカード
  内容
メリット
  • お得さを重視するターゲット層に効果的
  • 再来店を促すのに役立つ
  • 関連したキャンペーンを打ち出しやすい
デメリット
  • カードを紛失した際の対応でトラブルになる可能性がある
  • ポイントに応じたサービス提供の間隔設定によっては、効果が期待できない可能性もある
スタンプカード・ポイントカードは、お得さを意識するターゲット層に喜ばれる集客方法です。
実は、こうしたポイント制度を意識している方は多いもの。
ある調査によると、ポイントを意識して買い物・サービス利用をしている方は60%を超えることがわかっています。

引用:インターワイヤード株式会社『「ポイントカードに関するアンケート」』

またほかの調査でも、ポイント制度を積極的に利用すると回答した方は70%を超えています。
ポイントを意識しているお客さまは非常に多いため、再来店を促していきたい場合は、導入しておくべきツールといえるでしょう。
ただポイントカードを導入しても、お客さまが「得をした」と思えるイベントが発生するまでの道のりが長すぎると、途中で利用をやめてしまう場合もあります。
短いスパンでプレゼントを渡したり値引きをしたり「雨の日はポイント2倍」といったキャンペーンを実施するなど、お客さまが挫折しないような工夫をしましょう。
3-2-7. フリーペーパー・クーポン
  内容
メリット
  • 消費者が望んで手に取るため、比較的捨てられにくい
  • 地域の人々へ情報を伝えやすい
  • 掲載料が比較的低価格に収まる
デメリット
  • ほかの広告に埋もれやすい
  • クーポンをつけるのもよいが、1度きりの利用で終わらない仕組みもあわせて作っておく必要がある
地域で無料配布されるフリーペーパーへ出稿するのも、おすすめの集客方法のひとつです。
フリーペーパーは情報を入手したい方が自主的に手に取る媒体のため、高い集客効果が期待できます。

またフリーペーパーへクーポンをつけておくのも効果的ですが、同時に、一度の来店で終わらせない仕組みづくりもしておく必要があります。
ご紹介したスタンプカードの配布・LINEのお友だち登録など、ほかの集客ツールと組み合わせて使うのがおすすめです。
3-2-8. ダイレクトメール(DM)
  内容
メリット
  • はがきで自分宛てに届くため、特別感がある
  • 「いつか使おう」と手帳やバッグへ忍ばせてもらうことで、店名を覚えてもらえる効果が期待できる
  • 近隣の住宅へポスティングすれば、新規顧客の獲得につながる
デメリット
  • 印刷費・郵送費(あるいはポスティングの人件費)がかかる
  • 興味がなければすぐに捨てられてしまう可能性がある
ダイレクトメールは、新規顧客・既存顧客双方に効果的な集客ツールです。
お店の近隣にある住宅へポスティングしていけば、新規顧客の集客・認知度アップ効果が見込めるでしょう。
既存顧客には別途、よりお得感のあるサービスをお知らせするダイレクトメールを送るのもよいかもしれません。

ただし、ダイレクトメールもチラシと同様に、1度の配布で効果が期待できるものではない点に注意が必要です。
定期的に配布し、認知度アップ・集客効果が得られるようコツコツと活動を続けましょう。

4. よりみちパスポートとは?

集客ツールのなかで「よりみちパスポート」については、まだ具体的なイメージがわかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

よりみちパスポート」は東京ガス株式会社が提供する、飲食店向け集客支援サービスです。

加盟店登録費・継続費、広告費等は一切不要で、個人客・少人数客の集客ができます。
仕組みは以下のようになっており、加盟店さまの負担は無料で提供していただくドリンク1杯分のみです。

引用:東京ガス株式会社「よりみちパスポート

加盟店さまはコストを抑えつつ集客でき、お客さまはお得に食事を楽しめることで、Win-Winの関係性を築くのに役立ちます。
関東・東海・北陸エリアで約1,150店舗(うち関東エリアでは約470店舗)が加盟しているため、安心してご利用いただけるでしょう。(※2022年12月時点)

5. 飲食店の集客を成功させるならツールをうまく活用しよう

飲食店のオーナーさまが集客を成功させるためには、目的に合った集客ツールを適切に使うことが大切です。どれから始めようか悩んだら、導入が無料のよりみちパスポートやSNS、Googleビジネスプロフィールから始めるのも1つです。取り入れやすく、自店に合うものを活用しましょう。
ぜひご紹介したポイントを把握し、日々の集客・販促にお役立てください。

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