モバイルオーダーシステムとは?飲食店へ導入する費用相場も併せて解説
2023年3月10日
テイクアウトの注文に使用する店外モバイルオーダーと、店内でのセルフオーダーに使う店内モバイルオーダーがあります。
お客さまにとって待ち時間が少なくなるなどのメリットがあるほか、飲食店スタッフの負担も軽減できることから、近年はモバイルオーダーシステムを導入する店舗が急増しています。
導入を検討されるにあたって、システムの活用シーンやサービスの種類などを確認しておきたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、モバイルオーダーシステムの導入をおすすめしたい飲食店の特徴や、導入費用についてご紹介します。
メーカーにより付随している機能やデザインが異なるため、自店舗にあったシステムを探しましょう。
目次
- 1. モバイルオーダーシステムとは
- 2. 飲食店へ導入できるモバイルオーダーシステムの種類
- 2-1. 店内で注文するタイプ
- 2-2. テイクアウト・配達の注文ができるタイプ
- 3. 飲食店へ導入できるモバイルオーダーシステムの種類
- 3-1. Okage株式会社の店外モバイルオーダーサービス
- 3-2. 株式会社イデア・レコードのテイクアウトデリバリー予約システム
- 3-3. 株式会社LBBのモバイルオーダーサービス
- 3-4. 株式会社ジャストプランニングのかんたんテイクアウトサービス
- 4. モバイルオーダーシステムで解決できる問題
- 4-1. スタッフの人手不足
- 4-2. 外国人との言葉の壁
- 4-3. 顧客の情報管理
- 5. モバイルオーダーシステムの導入にかかる費用
- 5-1. 初期費用
- 5-2. 月額費用
- 6. 飲食店のモバイルオーダーシステム導入なら東京ガスのおしごとサポートで
1. モバイルオーダーシステムとは
店外モバイルオーダーシステムを利用すると、外出先から自分のスマートフォンを使って食べたいメニューを選んで、あらかじめ注文できます。
飲食店側は、注文が入ってから調理を開始し、お客さまが店舗に受け取りに来る前に商品を用意できます。
また、店内モバイルオーダーシステムを導入すればお客さまによるセルフオーダーが可能になるため、並んだり待ったりすることなくすぐに注文できます。
モバイルオーダーシステムを飲食店に導入することで
- 待ち時間がなくなって顧客満足度が向上する
- スタッフのレジ業務負担が減る可能性がある
- 感染症対策にもつながる
実際、さまざまなデジタルツールのニーズが増えている背景もあり、今後もモバイルオーダーシステムを導入する店舗は増えることが考えられます。
2. 飲食店へ導入できるモバイルオーダーシステムの種類
それぞれの特徴や機能を詳しくご紹介します。
2-1. 店内で注文するタイプ
その多くは、各テーブルに設置されたQRコードをお客さまが自分のスマートフォンで読み取り、表示されたメニュー画面から注文できます。
そのまま決済も済ませられるため、食事が終わったお客さまはすぐに退店できます。
スタッフがお客さまのテーブルに注文を取りに行ったりレジ対応をしたりする必要がなく、手間を大幅に軽減できるでしょう。
さらに、注文を聞き間違える心配もなく、トラブルの発生を防げるメリットもあります。
また食べ放題や飲み放題の管理にも役立つカウントダウン機能が搭載されたシステムもあるため、チェックしておきましょう。
2-2. テイクアウト・配達の注文ができるタイプ
また商品を受け取りに行く時間を指定すれば、待ち時間がほとんど発生せずに済みます。
従来の方法では、お店に着いてからメニューを選び、商品が用意されるまで待ち、支払いを済ませるのが一般的でした。
しかし、モバイルオーダーシステムを導入すれば隙間時間を活用して商品の注文や支払いが完了できるため、より手軽に商品を購入できます。
また飲食店側としては注文の電話やレジの対応をせずに済み、負担が軽減できます。
少ない人数でも多くの仕事をこなせるようになるため、人手不足の解消にもつながるでしょう。
3. 飲食店へ導入できるモバイルオーダーシステムの種類
まずは、各サービスの詳細やメリットなどをまとめた表で比較してみるとよいでしょう。
Okage株式会社 | 株式会社イデア・レコード | 株式会社LBB | 株式会社ジャストプランニング | |
---|---|---|---|---|
紹介文 | URLを貼り付けるだけで、自社ホームページやSNSからテイクアウトの注文受付が可能になります。 | 各種デリバリーサービスとの連携機能を持ったモバイルオーダーサービスです。自社カートによる事前決済機能も搭載。 | 充実した顧客管理機能が利用可能なモバイルオーダーサービスです。 | LINEから簡単にテイクアウトの注文受付を可能にするモバイルオーダーサービスです。 |
料金体系 | 月額基本料+売上連動型の従量料金 連携機能 |
月額基本料のみ | 月額基本料のみ | 月額基本料+売上連動型の従量料金 |
連携機能 | LINEミニアプリと連携 UberEatsからの注文も一つのタブレットで管理可能 |
UberEats・PayPayピックアップといったデリバリーサービスと連携 | スマレジ、NECモバイルPOS、LINE、stera terminalと連携 | LINEミニアプリ まかせてタッチ@POSと連携 |
サポート体制 | 導入時はマニュアルにより自身で設定 導入後のサポートはメールにて受付(別途有料の24時間365日対応の電話サポートプランも有) |
導入時は有料のオプションにて初期設定の依頼が可能 導入後のサポートは電話にて平日10~19時受付(それ以外の時間帯は電話にてご用件のみお預かり) |
導入時はマニュアルにより自身で設定(別途有料のサポートプラン有) 導入後のサポートは電話(平日10時~19時)もしくはメール(24時間365日)にて受付 |
導入時はかんたんマニュアルにより自身で設定(メールによるサポート有) 導入後のサポートはメールにて24時間365日受付 |
その他PRポイント | フリーレイアウト簡単編集機能(特許取得済)により、こだわりのメニューをそのまま注文画面にすることが可能。他のOkage DX Platformと連携することで、統合管理が可能。 | その他のGATEシリーズを導入することで、集客支援・コールセンター・予約管理台帳・サイトコントローラーなど様々な機能がワンストップで利用可能 | 同一料金で店内モバイルオーダーも利用が可能 | 自社専用アプリへの有償バージョンアップが可能。物販店舗でも導入実績あり、飲食店以外でもご利用が可能。 |
東京ガスのご契約者特典 | 東京ガスのご契約期間中、従量料金を特別割引 | 東京ガスのご契約期間中、月額基本料金を特別割引 | 東京ガスのご契約期間中 月額固定費を特別割引 |
従量料金の特別割引に加え、1年間月額基本料金を特別割引 |
3-1. Okage株式会社の店外モバイルオーダーサービス
注文受付用のタブレットが1台あれば、Webアプリを利用してiPadやAndroidタブレットなどの端末ですぐにサービスを始められます。
管理画面にはフリーレイアウト簡単編集機能を搭載しており、メニューを自由にデザインすることが可能です。
もともと使用していた紙のメニューにこだわりがある場合は、そのデザインを生かした注文画面にもできます。
そのほか、LINEミニアプリと連携していることや、UberEatsからの注文もまとめて管理可能なことなども特徴です。
また、店内飲食されるお客さまが気軽にスマートフォンから注文できる店内モバイルサービスもぜひチェックしてみてください。
従来のタブレットオーダーと比較して、導入コストを大幅に抑えられることなどがメリットです。
3-2. 株式会社イデア・レコードのテイクアウトデリバリー予約システム
お店のホームページに注文URLへのリンクを設置するだけで簡単に導入できるため、今すぐ受付を始められます。
チェーン店に便利な検索機能・マップ機能や駐車場お届け機能を搭載するなど、より多くのお客さまにとって利用しやすいサービスになっています。
また、3密を防止するために待ち時間を自動調整することも可能であり、安心して来店できる点も魅力のひとつです。
LINEミニアプリで連携すれば注文や決済をすべてLINEで完結できて大変便利なので、チェックしておくとよいでしょう。
3-3. 株式会社LBBのモバイルオーダーサービス
スマレジやNECモバイルPOS・LINE・stera terminalと連携しており、充実した顧客管理機能を利用できるのが特徴です。
プラットフォームは予約・注文・決済・マーケティングまでを可能にしたオールインワンになっていて、モバイル操作に慣れていない方でも簡単に利用できます。
モバイルオーダーを利用した会員の情報はCRMツールに自動で蓄積されるため、リピーター客の確保に役立ちます。
CRMツールは準備や手続きが不要なので、利用に手間はかかりません。
3-4. 株式会社ジャストプランニングのかんたんテイクアウトサービス
LINEでテイクアウトの注文受付が可能で、利用されたお客さまはお店とLINE友だちになります。
LINEのメッセージ配信機能で来店クーポンも発行できるため、リピーターの獲得にも効果的です。
店頭決済やメニュー表示・履歴表示機能をはじめ、商品のトッピングも設定できるオプション機能や、お客様の登録を分析できるデータ分析機能なども搭載されているのでチェックすると良いでしょう。
4. モバイルオーダーシステムで解決できる問題
導入を検討されるにあたって、当てはまる特徴があるかどうか確認しておきましょう。
4-1. スタッフの人手不足
システムを導入すれば、スタッフが各テーブルに注文を取りに行ったり、電話でのテイクアウトの注文に対応したりする必要がなくなります。
その分、手の空いたスタッフがほかの業務に就けるようになり、少ない人数でもお店を回せるようになります。
サービスによっては事前に決済も済ませられるため、スタッフによるレジ業務もなくなります。
4-2. 外国人との言葉の壁
日本語がわからない外国人観光客との意思疎通が難しく、注文を取る際や精算の際に時間がかかってしまうこともあるでしょう。
外国語が堪能なスタッフを確保している飲食店も少なくありません。
モバイルオーダーシステムには多言語対応機能が搭載されているものもあるため、お店のスタッフが対応しなくてもスムーズに注文や精算ができ、結果的に外国人客を増やすことにもつながる可能性があります。
4-3. 顧客の情報管理
システムを利用したユーザーの情報が管理できるようになるため、それを活用した販促活動が可能になります。
たとえば、新しいキャンペーンの情報を配信したり、来店時に利用できるクーポンを配布したりすれば、リピート客の増加が期待できるでしょう。
また、初めて来店されたお客様のアフターフォローにも活用できます。
5. モバイルオーダーシステムの導入にかかる費用
初期費用と月額費用に分けて、どれくらいかかるのかご紹介します。
5-1. 初期費用
これらの設備をもともと持っているのであれば初期費用はかかりませんが、すべてを揃える場合は10~20万円前後が目安と考えるとよいでしょう。
POSレジ連携などの機能を追加するかどうかによっても初期費用は変わってくるため、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
また、各社が表示しているプランにどこまでの料金が含まれているのかも重要です。
5-2. 月額費用
主にシステムの利用や維持にかかる費用ですが、幅があるのはサポート内容の違いによるものです。
月額費用の高いサービスだと24時間のサポート体制が整っているものやコンサルティングも依頼できるものなど、内容が手厚くなっています。
「費用は高くても手厚いサポートを受けたい」とお考えなら、そちらのプランを選ぶのがおすすめです。
「とにかく月額費用を安く済ませたい」という方におすすめのプランを用意しているサービスもあるため、まずはモバイルオーダーシステムを導入する目的を明確化しましょう。
6. 飲食店のモバイルオーダーシステム導入なら東京ガスのおしごとサポートで
飲食店への導入をお考えなら、おすすめのモバイルオーダーシステムや導入することで解決できるさまざまな問題・導入にかかる費用について事前に確認しておきましょう。
「東京ガスのおしごとサポート」では、Okage株式会社、株式会社イデア・レコード、株式会社LBB、株式会社ジャストプランニングのモバイルオーダーシステムを比較でき、さらに特典付きで契約することが可能です。
内容を確認し、自分の飲食店に導入したいモバイルオーダーシステムを探してみましょう。