セミナーレポート
2021.11.2
11月2日(火)横浜ガストロノミ協議会シェフによるオンラインセミナー「鎌倉野菜とイタリア地方料理の融合」開催報告
当日は、講師に同協議会「インターナショナルキュイジーヌ サブゼロ」大井 務 料理長、ナビゲーターに理事長「シェ・フルール
横濱」飯笹 光男シェフをお迎えし、季節の鎌倉野菜をふんだんに使用した2品をご紹介いただきました。
はじめに、神奈川県産鎌倉野菜について「カトーコーポレーション」加藤氏の畑での取材インタビュー動画を紹介しました。鎌倉野菜の発祥や不耕起栽培農法の話、また、ローカル(地域)をモットーに、新鮮な野菜を届けている加藤さんの思いについてご覧いただきました。
調理デモンストレーションでは、厳密な温度管理による現代的な技法にトラディショナルなイタリア地方料理という、伝統の継承と革新という組み合わせに地産の鎌倉野菜が彩を添える、まさにテーマである「融合」の料理が披露されました。
仔牛とツナソースの意外な組み合わせや、鴨のさまざまな部位を別々に調理し、カリフォルニア産チーズ「コルビージャック」をソースに使い一皿にまとめる構成など、イタリア料理に精通している大井シェフならではのデモンストレーションとなりました。
今後も横浜ガストロノミ協議会とコラボしたセミナーを開催していく予定ですので、ぜひ奮ってご参加ください。
【横浜ガストロノミ協議会とは】
横浜を「世界に通用するグルメ都市」にする、という構想のもとに発足し、地場産業の活性化に向けた「地産地消」を伝える活動や、次世代の食の担い手の育成活動などに尽力されている協議会です。
▼「横浜ガストロノミ協議会」公式ウェブサイト
https://www.yokohamagastronome.com/
※協力:カルフォルニアミルク協会
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▲「カトーコーポレーション」加藤氏の畑の野菜
みずみずしくなんとも色とりどりの美しさ! -
▲低温で火を入れた仔牛のツナソース 秋の鎌倉野菜と白トリュフ 風味
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▲シャラン鴨腿肉のコンフィのアニョロッティ・ プリンと胸肉のロースト フォアグラ添え グリーンペッパー入りマデラソース
1970年岩手県生まれ。
幼いころ、自分の作った料理を「おいしい!」と言われたことに喜びを感じたのが
きっかけとなり料理人を目指す。
ミラノ二つ星レストラン(Cracco Peck)を代表とする(Peck)の日本支店で修行を積む。
その後都内のイタリアンレストランを数軒回り、2004年に(Subzero)へ入店し、
副料理長を務める。現在は料理長として活躍。
各地方の郷土料理をベースに現代風にアレンジした料理を生み出すその腕は、
唯一無二の存在となっている。