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セミナーレポート

2021.5.26

~ 神奈川県の食材を使った「地産地消」への取り組み ~

5月26日(水)横浜ガストロノミ協議会シェフによるオンラインセミナー「かながわブイヤベース」開催報告

2021年5月26日(水)に、横浜を愛する「食」のプロフェッショナル組織「横浜ガストロノミ協議会」とのコラボ企画であるオンラインセミナーを「厨BO!YOKOHAMA」を発信地として開催しました。
横浜ガストロノミ協議会は、横浜を「世界に通用するグルメ都市」にする、という構想のもとに発足し、地場産業の活性化に向けた「地産地消」を伝える活動や、次世代の食の担い手の育成活動などに尽力されています。

当日は、講師に同協議会 理事 竹田直人シェフ、ナビゲーターに理事長 飯笹光男シェフをお迎えし、神奈川で採れた食材をふんだんに使用した「かながわブイヤベース」を調理実演していただきました。

ブイヤベースは、地中海に面した南フランス・マルセイユが発祥の地と言われているプロヴァンス地方の郷土料理。地元の魚介類を香味野菜で煮込む旨味たっぷりの海鮮料理ですが、今回は神奈川で採れた野菜や魚介類を使用しました。

この日ブイヤベースに使用した魚は、横浜市中央卸市場の新鮮なメバルとホウボウ。スーパーで手に入る白身魚でも代用でき、「サイズも小さくてかまいません」という補足情報も。横浜魚市場卸協同組合の齋藤 氏にもご登壇いただき、ブイヤベースに使用した魚や、水産事業者や飲食店を支援するための取組みについて紹介いただきました。

神奈川県産「フルーツカブ」の生産者である横須賀市「鈴也ファーム(スズナリファーム)」鈴木 氏からもコメントをいただき、生産者さまの想いをお伺いしました。ちなみに本来ブイヤベースは魚と野菜を一緒に炒めていくのですが、今回のかながわブイヤベースでは、野菜と魚は別々に炒めることがポイントでした。これも野菜の味を最後まで出し切るための竹田シェフの工夫。

セミナーでは、生産者の方々や卸・市場の方々の話も交え、使用する食材についてもシェフ目線からお話しいただき、神奈川食材の魅力を発信いただきました。
今後も横浜ガストロノミ協議会とコラボしたセミナーを開催していく予定ですので、ぜひ奮ってご参加ください。

※「横浜ガストロノミ協議会」公式ウェブサイト
https://www.yokohamagastronome.com/

※「横浜魚市場卸協同組合」公式ウェブサイト
https://www.hamaoroshi.or.jp/
  • ▲左 竹田シェフ、右 飯笹シェフ<br>
    ▲左 竹田シェフ、右 飯笹シェフ
  • ▲「フルーツカブ」をはじめ、神奈川県産の新鮮な食材を使用
    ▲「フルーツカブ」をはじめ、神奈川県産の新鮮な食材を使用
  • ▲オンライン料理セミナー申込者には事前にブイヤベースのレシピを送付
    ▲オンライン料理セミナー申込者には事前にブイヤベースのレシピを送付
竹田 直人 氏
有限会社エムエスワイ 調理統括責任者 
横浜ガストロノミ協議会 理事 

横浜「霧笛楼」統括総料理長 今平 茂シェフのもとでフランス料理の基礎を学び、本場フランスへ修行に出る。
パリの老舗グランメゾン「ラ セール」(2つ星)では魚料理担当に抜擢され活躍。
その後、食の都リヨンの名店「ピエール・オルシ」(MFO国家最優秀職人章保持者)に移り、非凡な技術とセンスが高く評価された実力派の料理人。
特に食材へのこだわりは強く、毎朝卸売市場に出向いて自ら食材を買い付けるなど仲卸との厚い信頼関係を築いている。