「売上を追わない経営哲学」をテーマとしたチャリティーオンラインセミナーを開催しました。講師に「株式会社イノセンス」代表取締役 水原 裕満 氏をお迎えし、開業から、５店舗経営（世界的に有名なグルメガイドに3店舗が掲載される！）にいたるまでの道のり、大切にしている会社理念についてなど興味深いお話しを伺いました。

飲食業界に入る前はバンドマンでギターリストだった水原氏。「曲作りの名残なのか、自分で作ったもので勝負したい。」「自分の
責任で全てやってみたい。」との思いから独立・開業に踏み切ったそうです。居酒屋チェーン店、オーナーシェフと2人で営業する
お店、ラーメン店などを経て28歳で独立。

各店舗に掲示している言葉、大切にしている考えは「目の前のお客さまを喜ばせよう」であると強く語った水原氏。
ヴィジョンは「すべての商品、すべての店に妥協はしない」。ミッションは「どんなに忙しくても品質を守り、目を見て接客する」「約束された営業時間は同じ品質で営業する」。
そして、「ほほえみ」「利益」「一流」「成長」「いい感じ」の５つを従業員が心がける信条、行動指針であるクレドとして掲げ、働く志を明確に伝えているとのこと。
５店舗のラーメン店はそれぞれに個性・特徴がありますが、こだわりのスープ、麺、食材、そして目の前のお客さまを喜ばせよう！という会社理念が一致しており、しっかりとお客さまに伝わっているからこその人気店、繁盛店なのだと感じました。

参加者の方から寄せられた多くの質問に、丁寧に的確に胸襟を開いてお答えいただきました。一つ一つ真摯に向き合われる水原氏のお人柄がにじみ出ており、経営者として、お客さまだけでなく目の前のスッタフにも喜んでもらいたいと考えている姿がとても印象的でした。