プロの料理人の方向け、料理業界を代表する一流シェフが講師
有名シェフのレシピ集
ホテルの総料理長や、有名店のオーナーシェフが、「BO!料理セミナー」で披露したとっておきのレシピをお教えします。(協力:フランス料理文化センター)
- ふんわり穴子のフリトーに冬瓜と丸なすのミルフィーユ
- 大地香る新牛蒡のアンフュージョンスープ カプチーノ仕立て
- パスティスでフランベしたメバルのポアレ マルセイユ風
- ニューオータニ伝統のクラッシックなボイルビーフ
ふんわり穴子のフリトーに冬瓜と丸なすのミルフィーユ
- 材料(10人分)
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- 《冬瓜と丸なすのミルフィーユ》
- 冬瓜 1/4個
- 丸なす 2個
- ソーテルヌ 100cc
- ゼラチン 2g
- 《ベニエ》
- 穴子(長崎)(30g×2=1人前) 10個
- ミネラルウォーター 1リットル
- 日本酒 180cc
- 薄力粉(ファリネ用) 適量
- 薄力粉 40g
- 卵黄 1個
- エビアン 60cc(大さじ4)
- 塩 少々
- 卵白 1個
- 《ヴィネグレット オ ヴィネーグル バルサミック》
- バルサミコ酢 40cc
- 蜂蜜 30cc
- EXオリーヴオイル 少々
- 塩 適量
- 《ソース ラヴィゴット》
- 卵黄 1個
- 白ワインビネガー 40g
- マスタード 30g
- 塩 適量
- EXオリーヴオイル 60cc
- アラシードオイル 60cc
- エシャロット 60g
- ケイパー 30g
- イタリアンパセリ 2g
- シブレット 2g
- エストラゴン 2g
- セルフィーユ 2g
- 《冬瓜と丸なすのミルフィーユ》
- 作り方
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- 《冬瓜と丸なすのミルフィーユ》
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- 【下準備】ソーテルヌを一度沸かし、1L/20gのゼラチンと合わせる。
- 冬瓜は種、皮を剥き、厚さをそろえて塩をして真空パック。ガススチームコンベクションオーブン90℃25分で火を入れる。
- 丸なすは1.5cm厚にカット、塩をふり、10分間置く。出てきたジュを拭き取り、さらに1%の塩をして真空パック。ガススチームコンベクションオーブンで90℃15分間火を入れる。
- ソーテルヌのジュレを55番セルクルに敷き、5mm厚にカットした冬瓜、間に丸なす、冬瓜をソーテルヌのジュレを用いて、ミルフィーユ状にする。
- 《ベニエ》
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- 【下準備】穴子は表面のぬめりを取って開く。一度熱湯でサッとブランシール。真水でさらによく洗う。
- 【下準備】沸騰した水に、日本酒を加えコトコトした状態で穴子を30分煮る。
- 【下準備】丘上げして、表面が乾かないように自然に冷やす。冷蔵庫でキープしておく。
- ボウルに卵黄、エビアン、塩、オリーヴオイルを入れよく混ぜ、薄力粉を振り入れる。
- しっかりと泡立てた卵白を混ぜ、さっくりと混ぜる。
- 下処理をした穴子の身の表面に塩をし小麦粉を薄くまぶす。
- 6の穴子を5に付け、皮を下にして160℃に熱したオリーヴオイルを入れ、カラッと揚げる。
- 《ヴィネグレット オ ヴィネーグル バルサミック》
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- ボウルに塩、コショウを入れる。バルサミコ酢を加え、泡だて器で混ぜて塩を溶かす。
- 蜂蜜を加える。混ぜ合わせる。
- EXオリーヴオイルで香り、状態を調整する。
- 《ソース ラヴィゴット》
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- エシャロットとケイパーはみじん切りにする。
- ハーブは飾りの部分をキープして、みじん切り。
- ボウルに卵黄、白ワインヴィネガー、マスタード、塩コショウを入れてよく混ぜ合わせる。
- EXオリーヴオイルとアラシードオイルを合わせた物を、少量ずづ加えながら攪拌する。
- 4、1、2を混ぜ合わせなじませておく。
- 【盛り付け】皿に、冬瓜と丸なすのミルフィーユを置きラビゴットソースを流す。揚げたてのベニエを置く。ハーブを飾りバルサミコソースを飾り流す。
大地香る新牛蒡のアンフュージョンスープ カプチーノ仕立て
- 材料(10人分)
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- 《スープ》
- オリーヴオイル 20g
- シャンピニオン ドゥ パリ 50g
- 牛蒡 300g
- エビアン 500cc
- ビーフコンソメ 500cc
- 《ガルニチュール》
- 牛蒡5mmカット 50g
- チキンブイヨン 適量
- クルトン 50g
- クリーム45% 50g
- 黒トリュフ 5g
- トリュフオイル 5cc
- 《スープ》
- 作り方
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- シャンピニオン ドゥ パリは、スライスしオリーヴオイルでソテー。
- タワシでしっかりと洗った牛蒡を、3cm筒切りにカットする。
- 軽くソテーして、ミネラルウォーターを加え、一度しっかりと沸かす。沸いたら弱火にしてアクを取り除く。
- コンソメを加える。蓋をし密閉する。牛蒡がやわらかくなるまで煮込んでいく。沸かさずにコトコトとゆっくり。(芯まで。約1時間)
- 高速ミキサーでまわし、薫り高いピューレを作る。(ピューレ1リットル)
- 4のピューレに、コンソメ700cc、ミルク100ccでスープを作成する。ピューレの状態を見ながら加減をする。
- しっかりとパッセし、塩、コショウで味を調え仕上げる。エビアンにて濃度を調節と食材の香りを出し仕上げる。
- 【盛り付け】牛蒡のダイスをブイヨンで柔らかく煮込みオリーヴオイルでソテーしたものと、クルトンを置く。トリュフオイル、トリュフアッシェを入れ込んだクリームフェッテを置く。
パスティスでフランベしたメバルのポアレ マルセイユ風
- 材料(10人分)
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- 《ラタトゥイユ》
- オリーヴオイル 30cc
- 《野菜/すべて7mm角》
- オニオン 150g
- ナス(M) 100g
- 赤ピーマン 50g
- 黄ピーマン 50g
- ズッキーニ 100g
- オリーヴオイル 適量
- にんにく(みじん切り) 5g
- トマトベーシック 360g
- タイム 1枝
- 《メバルのポアレ》
- オリーヴオイル 5cc
- メバル(500g大) 5匹
- パスティス 適量
- 《ソース》
- スープ ド ポアソン
※作り方の詳細はこちら 600cc - バター 適量
- EXオリーヴオイル 適量
- スープ ド ポアソン
- 《ラタトゥイユ》
- 作り方
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- 《ラタトゥイユ》
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- 鍋にオリーヴオイルを入れ、オニオンをスエする。
- Mナス、ピーマン、ズッキーニの順番でそれぞれフライパンにソテーし、1の鍋に順番に加え層にしていく。
- 別の鍋でオリーヴオイル、にんにくアッシェを入れ香りを出し、トマトベーシック、タイムを加え、ふたをしオーブンで180℃20分間火を入れていく。
- 大きなタイムの茎ははずし、塩コショウにて味を調える。
- 《メバルのポアレ》
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- オリーブオイルで、メバルの皮目をパリッと焼き上げる。(多めのオイル、弱中火でじっくりと)
- サラマンダー等を用いて、皮目が狐色にパリッと焼けたら、パスティスでフランベする。身の表面にサッと火が入ったら取り出す。
- 《ソース》
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- スープ ド ポアソンに、ラタトゥユのジュとフランベしたパスティスのジュを加えて、軽く煮詰める。バターでモンテし、EXオリーヴオイルで香りをつける。
- 《盛り付け》
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- タイム穂先10個、ベーコンセッシュ10枚、タイムの穂先はオリーヴオイルで揚げる。
ニューオータニ伝統のクラッシックなボイルビーフ
- 材料(10人分)
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- 《ビーフ》
- ビーフ ボンレスショートリブ 1kg
- 粗塩 40g
- チキンブイヨン 3リットル
- 観音温泉水(硬度0.7/煮上がりのビーフを柔らかく、jusをまろやかに仕上げるため) 3リットル
- 《ガルニチュール》
- 芽キャベツ 10個
- 九条葱 2本
- セロリ 2本
- ミニキャロット 10本
- ミニ大根 10本
- 《レホールクリーム》
- レホール 50g
- クリーム45% 100cc
- 砂糖 3g
- クレソン 10本
- 《ビーフ》
- 作り方
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- 《ビーフ》
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- ビーフは、表面の余分な脂、すじを取る。
- ピケをして、粗塩を擦り込み4時間マリネ、血抜きのため、網の上に置き自然に血が落ちるようにしておく。
- 水で塩を洗い流し、20分間デゴルジェする。
- 大きな鍋に、チキンブイヨンと同量の軟水を入れ、3の肉を入れる。(冷たい状態から)
- 強火にして沸かし、十分にアクを取る。火を弱火に落とし、ゆっくりと100℃前後(軽く沸いている状態)を保ちながら、途中しっかりとアクを取り除きながらスープの味を確認しながら4時間ほど煮込んでいく。
- 串がすっと刺さる程度になったら、引き上げておく。
- 《ガルニチュール》
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- 芽キャベツをは1/2にカット。九条ねぎは3cm長に切る。
- セロリはすじをとり3cm大ひし形カット。ミニキャロット、ミニ大根は、形をそろえて皮をむく。
- それぞれビーフを煮込んだジュで柔らかく煮込んでいく。
- 《レホールクリーム》
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- 5分立てしたクリームフェッテにレホールをあわせ、塩、砂糖で味をする。
- 《盛り付け》
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- 器に、ボイルビーフ40g×2個を置く。付け合せの煮込み野菜を飾る。熱々の煮込んだジュを注ぐ。レホールクリームとクレソンを添える。